大阪日本橋のイオシスで、中古のPLANEX MZK-MF300Nが大量に売られていた。新品同様の綺麗な状態のものから、タバコのヤニで汚れたものまで20〜30個程が、すべて税込み1,280円だっだ。どこかの企業で出張する社員のために大量に常備していたものか、ビジネスホテルなどでの応急的な無線LAN化に使われていたようなものだと思われる。
ファクトリー・リセット
完全初期化(ファクトリー・リセット)は、電源投入状態で本体裏側のリセットボタンを3秒以上長押しする。
ルータとして使う
本体裏のスライドスイッチを『Autoモード』にして電源投入。 設定画面は、Wifi側端末からしか開けないため、とりあえず初期パスワードでWifi接続。
SSID(AP名) : ap-pc-XXXXX
パスワード : 12345678
接続後、ブラウザで設定画面http://mf.setup/
にアクセスする。
動作モードが『ルータモード』であっても『Autoモード』であっても、試した限りではルータモードで動作しているようだ。
DHCPモードは標準で『自動』が選択されているはず。
ブロードバンドルータ配下に、増設のアクセスポイントとして利用する場合はWANの種類を『DHCP接続』とする。こうすることで、MZK-MF300N自身のアドレスは上流にあるブロードバンドルータのDHCPリースを受けられる。
WANの種類を『PPPoE接続』とすれば、MZK-MF300Nを直接プロバイダのモデムに接続して、ブロードバンドルータとして利用することも出来るようだ。(ちゃんと機能するかは試していない)
アクセスポイントとして使う
本体裏のスライドスイッチを『APモード』にして電源投入。 設定画面は、イーサネットケーブル側からもWifi側からでも接続可能で、デフォルト設定の http://192.168.1.250 で接続できた。
ルータモードの時には、“動作モード”という項目が最上段にあったが、アクセスポイントモードの時は項目自体が無い。
本来、上流のルータにDHCPサーバなどが有るはずなので、MZK-MF300NでDHCPサーバを利用する必要は無い。 ただ、この機種のバグなのか、単なる接続端末の相性なのか分からないが、一部の端末で接続できない自体が発生するため、上の画面に有るようにDHCPモードを『自動』としてMZK-MF300N内のDHCPサーバを機能させる。
リースされるアドレスが上流のDHCPサーバと重ならないよう、IPアドレス範囲を適切に設定する必要がある。
Wifi設定
セキュリティ無視のゲーム機をどうしても接続したい人のための、仮想APがデフォルトで有効化されている。必ず、上の画面例の『仮想AP』ボタンを押して一覧表を出し、全て無効化しておくほうが良い。
デフォルトのパスワード『123456789』は直ちに変更する必要がある。
稼働時間設定
Wifi機能を有効化する時間帯を設定できる。まず、本体に時間設定する必要があるが、ntpサーバからの時刻の自動取得はルータモードでしか機能しない。
手動で時刻設定した場合で、MZK-MF300Nの電源供給を一時中断しても時刻は保持されていたが、長時間電源断だと時刻が保持されるかはわからないし、マニュアルにも何も書かれていない。
ルータモードで使う場合は、上の画面のntpサーバを設定しても良い。 アクセスポイントモードでntpサーバを指定した場合、電源再投入時に時刻取得に失敗して時刻がリセットされるバグが有るため、注意すること。