紅葉散策と、京都国立近代美術館の鑑賞に京都へ。青蓮院で撮影している時に、一眼レフのバッテリーが切れてしまい、途中からスマホ(Xperia M4)での撮影。
青蓮院 (青蓮院門跡)
京阪三条駅から東へ1km、東山の麓にある青蓮院(しょうれんいん)。
Wikipediaによれば 青蓮院は『三千院、妙法院と共に、天台宗の三門跡寺院とされる。「門跡寺院」とは皇室や摂関家の子弟が入寺する寺院のこと。青蓮院が門跡寺院となって比叡山上から山麓に移ったのは平安時代末期。さらに、河川の氾濫を避けるため、鎌倉時代に高台の現在地へ移った。 蓮如上人はこの寺で得度を受け、また、江戸時代の天明の大火(1788年)で内裏が焼失した折、青蓮院は後桜町上皇の仮御所ともなった。』
なお、『近代に入り、明治26年(1893年)の火災で大部分の建物が失われた』 とされているので、建物はそれほど古いものではない。
白書院から、相阿弥作と伝える築山泉水庭を眺めることが出来る建物。
白書院から眺める相阿弥の庭は、ほとんど紅葉が色づいていません。
室内には、日本画家 黒田正夕 作の三十六歌仙の色紙が飾られています。
モミジの葉は、緑からオレンジに変わるのではなく、いきなり茶色になって枯れてきているものが多い。今年の紅葉は期待はずれなのだろうか…
天皇の仮御所として使用された建物を復元したもので、内部は撮影禁止です。
寺内で最も大きな建物で、有縁の天皇の位牌を祀る堂。建物内部の部屋が東西に三分割されていて、中央の部屋が位牌を収めた部屋。もちろん、その部屋は撮影禁止だ。
Wikipediaによれば、『障壁画浜松図(襖12面、戸襖4面、壁3面の17面)が重要文化財に指定されている。なお、1962年に襖のうち1枚が心ない拝観者により切り取られ行方不明となっている。』 とのこと。
青蓮院 宸殿、孝明天皇御常用 板輿
東三条 大将軍神社
京阪三条駅から青蓮院や知恩院方面に向かう途中にある小さな神社。京都観光Naviによれば、『桓武天皇が大内裏鎮護のために都の四方に祭祀した大将軍神社の東南方角の一つ』だそうだ。神社に掲示されている看板では、祭神は平安時代の関白藤原兼家。
大銀杏は、樹齢800年とされる。
京都国立近代美術館から平安神宮 大鳥居を見る
中之島の国立国際美術館の年間会費を払っているため、京都の国立近代美術館も無料で入場できる。ちょうど、琳派の企画展を開いているので、見に行ってみる。美術館の内部は写真撮影できるようで出来ないような…。 中国人観光客のようにルール無視してどこでも写真を撮るのは気が引けるので、ここでは写真撮影無し。
琳派といえば、江戸時代の画家 俵屋宗達が描いた風神雷神図の屏風や、同じく江戸時代の画家 尾形光琳の燕子花図が、小学生の教科書に掲載されるくらい有名だが、今回の展示会で集結した絵画は明治以降の作品。
近代美術館だから明治以降なのかもしれないが、クレオパトラ展では古代ローマの彫刻を展示しまくりなのだから、カエサルやアウグストゥス程は古くはない江戸時代くらい、展示できない話ではないだろうに…
美術館の4階から、目の前に見える平安神宮の大鳥居だけを撮影。