今年の紅葉は少し遅く、やっと綺麗に色づいたようだが、色付かずに枯れてしまっているカエデもちらほら…
桂川 渡月橋
桂川と渡月橋
桂川左岸の観光バス用駐車場前辺りの土手が、定番の撮影ポイント。カエデと松が適当な間隔をあけて植えられていて、まさしく写真撮影用に準備されたような場所。今年はカエデの色づきが悪く、上の写真のような中途半端な状況で枯れ始めている…。
常寂光寺
安土桃山時代に、日蓮宗の日禎上人により開かれた常寂光寺。 小倉百人一首で詠まれた『小倉山』の中腹に伽藍が点在していて、紅葉の名所。
小倉山 峰のもみじ葉 心あらば
今ひとたびの みゆき待たなむ
(貞信公)藤原忠平
本圀寺の南門を移築したもの。常寂光寺が建てられた16世紀よりも、2世紀ほど古い時代(南北朝時代)の建物。
有名な撮影ポイントだが、紅葉の季節は数珠つなぎの人で溢れるため、上の写真のように誰もいなくなる瞬間は平日にしか起こらない。平日に撮影したが、視界から人が消えるまで30分位根気よく待ち続けた…
京都町衆が献じた建物で、重要文化材に指定されている。
藤原定家が小倉百人一首を編纂した小倉山の山荘跡とされる場所。近辺の寺院は、われこそが「跡地」と手を挙げている「伝承の地の乱立状態」で、北隣にある二尊院にも時雨亭趾がある (笑
17世紀の寛永18年に建てられたもの。吊り下げられている梵鐘は、第二次大戦中に徴用されたため、今あるものは1973年に造られたもの。
嵯峨鳥居本 (化野)
愛宕神社参道 (京都一周トレイル)
観光案内では、二尊院付近から鳥居本までの旧道を『奥嵯峨道』と呼んでいるらしい。かつては、「化野(あだしの)」と呼ばれ風葬や火葬が行われる地として有名で、現在は化野念仏寺や愛宕念仏寺が観光地になっている。
遥か清滝を越えた山上にある愛宕神社の一の鳥居が、京都盆地の端っこのここに建っている。鳥居の周辺には、愛宕神社参道の茶店を由来とする料亭が数軒ある。
小倉百人一首文藝苑
天竜寺裏手の嵐山公園亀山地区と、二尊院の南隣にある公園などに、小倉百人一首を刻んだ岩が並んでいる。
かささぎの 渡せる橋に おく霜の
白きを見れば 夜ぞ更けにける
中納言家持
保津峡
川沿いに見えるのは、京都の観光番組で登場する高級料亭「星のや」。山の中腹にあるのは千光寺大悲閣。
観光特集と称して、芸能人やアナウンサーが飲み食いしている旅行番組や報道番組がたくさんあるが、他人が飲み食いしているのを見ても何が面白いのかわからない。日本人の視聴者はマゾなのか…。 だいたい時給 何十万円もの出演料をもらって飲み食いして喜んでいるのを放映するのが、希少な電波専有するだけの理由があるとも思えない。 総務省のお役人や政治家は、よほどキックバックをもらっているのだろう (笑
桂川 川下り
嵐山通船の遊覧船は乗り合いの場合は1,100円/30分。貸し切りは3,500円/30分。このカエデの木の少し下流の渡し船は400円。
価格設定は、水の都ヴェネツィアより遥かに良心的。乗り合いセレナーデが40ユーロ、貸し切りゴンドラは80ユーロ/40分、渡し船トラゲットが2ユーロ程度。 私はトラゲットしか乗ったことがありません…
嵐電
京福電車 嵐山ー嵯峨間