大阪日本橋のデジットで、セイコー・エプソン製のメロディIC SVM7920を使った部品セットが売られていたので買ってみた。
デジットで売られている部品キット
たった、280円です。単品で部品買うより、安いと思います。
中身を出して並べてみました。安物のユニバーサル基板付きです。(プリント基板じゃないので、格安なのかな…)
回路図
部品キットに添付されている回路図
SVM7920EH ユニバーサル基板の実装図
まあ、こんな形で作ってみましょう
回路のテスト
ブレッドボード上に回路を作り、ポータブル オシロスコープで観察する
回路図のユニバーサル基板表面に、赤紫色で書き込んだポイントで測定してみる。PNPトランジスタで、ほんの小さなベース電流の変化(③)を、増幅してスピーカーに出力(④)しているのが分かる。
SVM7920の出力端子が駆動されていない時は、150kΩの抵抗でほとんど電流がベース側に流れないが、SVM7920の出力端子が駆動され電流が流れ込めるようになれば、抵抗値2.2kΩという小さな方に向かってベース側から電流が流れこむ(但し、コンデンサーで阻止されるまでの量)。この微小な電流をトランジスタで増幅するのが、このサンプル回路だ。
波形左側のオレンジ色の2本の線が、GNDとDC3Vの目安位置。
トランジスタの選定を、2SC○○(NPN型)ではなく、2SA○○(PNP型)にしたのは、綺麗に0VからVccに渡る波形増幅をさせるためなのだろう。ネットで調べると、LTSpiceでシミュレートした検証記事があった(「トランジスタ回路で LTSpice を使う」)。