キッチンのガスコンロをビルトインIHクッキングヒーターに交換する予定のため、分電盤からコンロの所までの配線経路を確認した
メーカー指定の配線材料
価格Comで売れ筋の機種の施工マニュアルより抜粋してみると
パナソニック KZ-T363S | 三菱電機 CS-G32MS | |
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電源 | 単相200V, 30A | 単相3線式 200V |
電源線 | 単線 直径2.6mm以上 | 線径φ2.6mm以上 |
接地線 | ||
ブレーカー | 漏電遮断器 30A, BJS3022N | 漏電遮断器 30A, BSHE23022 |
コンセント | 単相250V, 30A, WK36301B | 単相定格250V, 30A, WK36301B/WK3630 |
既存分電盤の調査
単相200Vの充電線が、中央の銅板に達している。上からL1, N, L2となっており、ブレーカーに接続される端子を変えるだけで100Vでも200Vでも対応可能なタイプ。
電圧切替方法を示した紙が、蓋の裏側にシールで貼り付けられている。
既存分電盤の安全ブレーカーは BS1112 (100V, 20A, 2P1E)
メーカーは漏電遮断器を付けろと書いているが、住宅用分電盤には全回路を総括した漏電遮断機が付いている。それぞれの回路は単なる安全ブレーカーで良いはず。
BS1112と同一シリーズには次のようなものが有り、200V, 30AはBS2023が互換機ということになる。
- BS1112 : 100V, 20A, 2P1E
- BS1113 : 100V, 30A, 2P1E
- BS2022 : 100/200V, 20A, 2P2E
- BS2023 : 100/200V, 30A, 2P2E ← 今回はこれを使う
今回の配線材料の決定
- 電源線 : VVF 2.6mm×2C
- ブレーカー : 安全ブレーカーHB型 100/200V 30A 2P2E : パナソニック BS2023
- コンセント : 薄型露出コンセント 接地2P30A : パナソニック WK36301B
配線経路の調査
分電盤から天井裏に差し込んだケーブルを、バスルームの点検口から掴み取れるかを、まず調査する。
点検口から分電盤まで2mあるので、本来なら「ケーブルキャッチャー」と呼ばれる配線ツールが必要。そんなものは持っていないので、ワックス塗りに使うローラー用の伸縮棒を流用する。
コーワ 伸縮継ぎ柄 2000mm用 948円
コーナン ペイントローラー 288円
IV線 単線 1.6mm
このペイントローラーの軸部分を破壊して、このようにして使う
テスト用のIV線の先端を掴みやすいようにループ状にし、分電盤の隙間より差し込んで天井裏に出してみる。
点検口から見ると、テスト用配線が天井裏にちゃんと達しているのが分かる。これを、塗装用の伸縮棒の先端で掴んで引き寄せてみると、うまい具合に線をたぐり寄せることが出来た。
これで、分電盤から天井裏までは配線可能だと分かった。次に、キッチンの既存壁コンセントの横にブランクのプレートを付けてそこから出せるか、経路を確認してみる。
断熱材で隠れて見えにくいので、断熱材を引き剥がしてみると...
これでは、VVFケーブルを通すことは出来ない。
キッチンの天井に穴を開けて、そこから通すしか無いだろう。