ケイ・オプティコムから 『eo光ネット【マンションタイプ】のモデム交換のお願いについて』というメールがやって来た。その数日後には、クロネコヤマトでVDSLモデムが宅配された。
マンション地下のMDF室にある集合装置を更新するのだという。ほぼ10年経ったので、常時可動のネットワーク機器としては寿命が尽きようとしているのだろう。
通信装置の故障が多くなりお客様にご迷惑をおかけしていることから、
新型通信装置に変更させていただくことといたしました。
つきましては、大変お手数でございますが下記によりお客様ご自身で
新型モデムへの交換をしていただきますようお願い申し上げます。
4. その他
・メールサービスなどのオプションサービスについて、
一時的に利用制限がございます。
・新型通信設備への変更により、
サービスの最大通信速度がアップします。
・モデム交換に伴い、お客様にご負担いただく費用はございません。
また、モデムの「レンタルプラン」「買い取りプラン」ともに、
毎月のご利用料金に変更はございません。
買い取りプランでも、モデム交換は無償ということらしい。400円/月でレンタルするつもりなど無いので、この部分が重要だ。
モデム本体、説明書と、旧モデムを返送するための宅配便用伝票が入っている。
eo光の装置はこの写真のものだが、機器の小型化や集約化が進んでいる、ここ最近のトレンドからはかけ離れた巨大さ…
住友電工製のIP電話アダプタやVDSLモデム(新しい方)は、巨大な非安定化電源が付属している。 輸入原価で100円変わるかどうかというレベルなら、小型で高性能なスイッチング電源にしろよ… と思う。 大阪が本社の会社は、ケチだから仕方がないのかな (笑
電流値の測定
巨大な非安定化電源(12V, 1A)の2個めを押し付けられたので、現状での各機器の電流値を測ってみる。
定格電圧・電流 | アイドル時電流 | 最大電流 | 備考 | |
VDSLモデム VF100T (旧) | 5.0 V ・ 1.0 A | 0.7 A (4.8V) | 1.0 A (4.6V) | |
VDSLモデム VTE5080 (新) | 12.0 V ・ 1.0 A | 0.2 A (12.3V) | --- | ※1 |
IP電話アダプタ MR1027TA | 12.0 V ・ 1.0 A | 0.2 A (12.3V) | 0.4 A (12.2V) | ※1 |
ルータ WR8600N | 12.0 V ・ 1.5 A | 0.3 A (12.2V) | 0.4 A (12.2V) | ※1 |
※1 : 12V系は、集合スイッチング電源から供給。VTE5080は未使用のため、単に通電のみ
12V, 1.0Aの非安定化電源(非接続時18V)が付属しているIP電話アダプタは、通話時でも0.4Aしか電流が流れない。
それに対して、5V, 1.0Aのスイッチング電源が付属しているVDSLモデム VF100Tは、定格最大電流値ギリギリの電流が流れている。スイッチング電源なのに、電圧降下まで起こしている…
通信速度テスト
ケイ・オプティコムからのメールによれば、新VDSLモデムで通信速度が上がるらしい
・新型通信設備への変更により、サービスの最大通信速度がアップします。
[変更前] 下り最大 51Mbps
上り最大 6Mbps (ベストエフォート)
[変更後] 下り最大100Mbps
上り最大100Mbps (ベストエフォート)
ダウンロードが23Mbps, アップロードが 3.5Mbps と、最大想定速度の半分程度は出ているようだ。
ダウンロードが40Mbps, アップロードが34Mbps と、アップロード速度が大幅に増速している。