葵祭の撮影に、京都御苑 堺町御門に向かった。行列は、御所を10時30分に出発し、堺町御門には20分後の10時50分ごろ通過予定。 場所取りのため、1時間前の9時50分に現地到着。すでに、最前列の「体育座り席」は場所取りが完了しており、そのすぐ後ろの「立ち席」を確保。
園路に見物客が入らないよう、交通整理をする騎馬警官が2名出動していた
路頭の儀の勅使行列先頭は乗尻3騎。「乗尻」とは競べ馬の騎手のことだという。かつて、平安宮を護る六衛府の近衛兵がこの役目を務めたという。
検非違使庁の官人
検非違使庁の官人。 上に出てきた検非違使志より偉い官職
この行列が向かう下賀茂・上賀茂神社の警備は、京職ではなく山城国国司の管轄だったため、国司次官(山城使)が警備にあたっている
書類の巻物を運んでいるようだ
風流傘は4名の取物舎人(とりものとねり)が交代で運ぶ
金・銀・絹などをはじめとする天皇家の財産管理・宝物の保管・官人への下賜・調達など天皇家関係の出納事務を司る内蔵寮の官吏
朝廷保有の馬の飼育・調教にあたった官吏、左馬寮が務めたと言われる
勅使はこの車には乗車しておらず、車の後ろで馬に乗って登場する
近衛府の官吏で歌舞の堪能者。6騎が勅使行列に従っている
葵祭 路頭の儀の主人公、勅使。近衛中将が務めたらしい
近衛府の官吏で、7騎が行列に加わっている
勅使行列の最後尾、花傘。この後ろには女人列が続いている
花傘を差し掛けられている高級女官
賀茂神社に御杖代として仕えるために皇室から差し出された内親王・女王である「斎王」に代わり、現代の祭りでは一般人が務める「斎王代」という役に変更されている
斎王付きの巫女で、6騎が従っている
女人列の最後尾