18 March 2014

(CentOS) 複数ディスプレイでログイン画面がサブディスプレイに表示される

複数のディスプレイを接続しているときに、ログイン画面が意図しないディスプレイに表示される時がある。ここで説明するのは、ユーザが指定したディスプレイをメインディスプレイにする方法。

Ubuntuの場合は、こちらの過去の記事 → (Ubuntu) 複数ディスプレイでログイン画面がサブディスプレイに表示される

■ 検証環境
・CentOS 6.5
・接続しているディスプレイ : DVI-D (メイン) + RGB (サブ)

■ 接続されているディスプレイの呼称を調べる

$ xrandr
 
Screen 0: minimum 320 x 200, current 1920 x 1080, maximum 8192 x 8192
HDMI1 connected 1920x1080+0+0 (normal left inverted right x axis y axis) 476mm x 268mm
   1920x1080      60.0*+
   1680x1050      59.9  
   1280x1024      75.0     60.0  
   1440x900       59.9  
   1280x960       60.0  
   1024x768       75.1     70.1     60.0  
   832x624        74.6  
   800x600        72.2     75.0     60.3     56.2  
   640x480        72.8     75.0     66.7     60.0  
   720x400        70.1  
VGA1 connected (normal left inverted right x axis y axis)
   1920x1080      60.0 +
   1680x1050      60.0  
   1280x1024      75.0     60.0  
   1440x900       75.0     59.9  
   1280x960       60.0  
   1152x864       75.0  
   1024x768       75.1     70.1     60.0  
   832x624        74.6  
   800x600        72.2     75.0     60.3     56.2  
   640x480        72.8     75.0     66.7     60.0  
   720x400        70.1  
DP1 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)

■ XOrg設定の編集

設定ファイルに追加するか、ない場合は新規作成する。

/etc/X11/xorg.conf.d/30-screen.conf
Section "Monitor"
 Identifier "HDMI1"
 Option "Primary" "true"
 Option "RightOf" "VGA1"
EndSection

この設定で、HDMIがプライマリモニタになる。


あるいは次のような方法も。(こちらの方が、安定している)

/etc/X11/xorg.conf.d/30-screen.conf
Section "Monitor"
 Identifier "HDMI1"
 Option "Primary" "true"
EndSection
 
Section "Monitor"
 Identifier "VGA1"
 Option "Enable" "false"
EndSection

さらに、利用途中で『マルチモニタ』機能を絶対に使わない場合、VGA1を認識すらしないようにもできる。

/etc/X11/xorg.conf.d/30-screen.conf
Section "Monitor"
 Identifier "VGA1"
 Option "Ignore" "true"
EndSection

設定オプションの説明は、man xorg.confMONITOR SECTIONに書かれている。