複数のディスプレイを接続しているときに、ログイン画面が意図しないディスプレイに表示される時がある。ここで説明するのは、ユーザが指定したディスプレイをメインディスプレイにする方法。
Ubuntuの場合は、こちらの過去の記事 → (Ubuntu) 複数ディスプレイでログイン画面がサブディスプレイに表示される
■ 検証環境
・CentOS 6.5
・接続しているディスプレイ : DVI-D (メイン) + RGB (サブ)
■ 接続されているディスプレイの呼称を調べる
$ xrandr Screen 0: minimum 320 x 200, current 1920 x 1080, maximum 8192 x 8192 HDMI1 connected 1920x1080+0+0 (normal left inverted right x axis y axis) 476mm x 268mm 1920x1080 60.0*+ 1680x1050 59.9 1280x1024 75.0 60.0 1440x900 59.9 1280x960 60.0 1024x768 75.1 70.1 60.0 832x624 74.6 800x600 72.2 75.0 60.3 56.2 640x480 72.8 75.0 66.7 60.0 720x400 70.1 VGA1 connected (normal left inverted right x axis y axis) 1920x1080 60.0 + 1680x1050 60.0 1280x1024 75.0 60.0 1440x900 75.0 59.9 1280x960 60.0 1152x864 75.0 1024x768 75.1 70.1 60.0 832x624 74.6 800x600 72.2 75.0 60.3 56.2 640x480 72.8 75.0 66.7 60.0 720x400 70.1 DP1 disconnected (normal left inverted right x axis y axis)
■ XOrg設定の編集
設定ファイルに追加するか、ない場合は新規作成する。
/etc/X11/xorg.conf.d/30-screen.conf
Section "Monitor" Identifier "HDMI1" Option "Primary" "true" Option "RightOf" "VGA1" EndSection
この設定で、HDMIがプライマリモニタになる。
あるいは次のような方法も。(こちらの方が、安定している)
/etc/X11/xorg.conf.d/30-screen.conf
Section "Monitor"
Identifier "HDMI1"
Option "Primary" "true"
EndSection
Section "Monitor"
Identifier "VGA1"
Option "Enable" "false"
EndSection
さらに、利用途中で『マルチモニタ』機能を絶対に使わない場合、VGA1を認識すらしないようにもできる。
/etc/X11/xorg.conf.d/30-screen.conf
Section "Monitor"
Identifier "VGA1"
Option "Ignore" "true"
EndSection
設定オプションの説明は、man xorg.conf
のMONITOR SECTION
に書かれている。