CentOS 6 のminimalセットアップCDでインストールされた状態から、日本語のGnomeデスクトップ環境を構築する。
■ 検証環境
・VMWare Player 6 上の仮想マシンにセットアップ
・CentOS 6.5
■ セットアップ
CentOSの公式ページより、『Get CentOS (download)』ページの中の『alternative downloads』を選択し、『CD and DVD ISO Images / i386』(32bit版)をダウンロードする。
今回ダウンロードしたファイルは、CentOS-6.5-i386-minimal.iso (324 MBytes)
仮想マシンのディスク容量は、4GBytes( / ディレクトリ) + 500MBytes (swap)で確保。セットアップ途中の言語選択で『日本語』を選択する以外は、デフォルトのボタン『次へ』を押し続けてセットアップ終了。
■ 初回起動とネットワークの設定
インターフェースを起動時に有効化する
DEVICE=eth0
HWADDR=00:0C:29:11:A3:BE
TYPE=Ethernet
UUID=76ace411-bccb-45fb-bbb3-f47e8abd7152
ONBOOT=yes
NM_CONTROLLED=yes
BOOTPROTO=dhcp
サーバ名を念の為確認 (OSのインストール時に指定した値になっている)
NETWORKING=yes HOSTNAME=localhost.localdomain
■ デスクトップ環境のパッケージをインストール
# yum groupinstall “X Window System” “Desktop” “General Purpose Desktop” “Japanese Support”
■ 言語の設定 (ランレベル5で利用する場合)
システムのデフォルトの言語設定を確認する。OSのセットアップ時に『日本語』を選択していたら、おそらく言語設定は次のようにされているはず
LANG="ja_JP.UTF-8"
起動時にランレベル5にしたいなら、inittabを書き換える
id:5:initdefault:
あるいは、テキストモードでログオン後にコマンドラインで強制的にランレベルを変える
# telinit 5
■ 言語の設定 (テキストモードで起動後 startx で利用する場合)
/etc/sysconfig/i18n
の設定は/etc/profile.d/lang.sh
でen_US.UTF-8に戻されてしまうため、毎回次のように起動するか、
# source /etc/sysconfig/i18n # startx
また、シェル起動時スクリプトで環境変数を無理やり設定する
# .bashrc # User specific aliases and functions export LANG=ja_JP.UTF-8 ← この行を追加