SONY Xperia M (C1904 北米版)に各種周辺機器を接続した場合にどうなるか、試してみた
■ 検証環境と結果一覧
・SONY Xperia M (C1904 北米版) Android 4.1.2 ファームウエア 15.1.C.2.8
・MicroUSB(B オス) - USB(A メス) 変換ケーブル 百円均一 MR-30
USB周辺機器の接続結果
種類 | 機種名 | 結果 |
---|---|---|
マウス | SIGMA製 steelo SLACYE | ○ |
キーボード | HP製パソコン付属品 KU-0841 | ○ |
USBメモリー | ハギワラシスコム製 Lumitas m 2GBytes | ○ |
SDHCカードリーダー | 100円均一ダイソー | × |
USBハブ | 4ポート、バスパワー式 | ○ |
Bluetooth周辺機器の接続結果
種類 | 機種名 | 結果 |
---|---|---|
キーボード | リュウド製 RBK-2000BT II | ○ |
GPS | GlobalSat製 BT-359W | ○ |
■ USBマウスを接続 → 利用可能
デバイスの認識 (コマンドシェル利用)
# ls /dev/usb input1-1:1.0
認識され、マウスを動かすと画面上に『黒いポインタ』が表示される。マウスのボタンでクリックすると、タップした時と同じ効果がある。
■ USBキーボード、Bluetoothキーボードを接続 → 利用可能
Bluetoothキーボードのペアリング時には、スマートフォン側ではなく、キーボード側で『0000』+エンターキーを押して認識させる。スマートフォン側には何も表示されないので不親切だ。
Xperia M 「言語と入力」設定画面でのキーボード認識状況
3台のキーボードを同時認識させた時の画面。Bluetoothキーボードは英語配列のため、そのような設定をされている。それ以外は(日本語という選択肢がないため)設定画面では何も選ばす、Google日本語入力設定内で設定を行う。
Google日本語入力の設定画面で日本語キーボード配列(日本語109A配列)を指定する
デバイスの認識の例 (コマンドシェル利用)
# ls /dev/usb input1-1:1.0 input1-1:1.1
■ USBハブ → 利用可能
バスパワーのUSBハブを接続し、複数のキーボードとマウスを接続した時でも利用できた。
■ USBメモリー、USBハードディスクを接続 → 利用可能
/mnt/usbdisk (/usbdisk)にマウントされる。
取り外す時は、この画面の『USBストレージのマウント解除』を行う。
# mount /dev/block/vold/8:1 /mnt/usbdisk vfat rw,dirsync,nosuid,nodev,noexec,realtime,uid=1000,gid=1015,fmask=0702,dmask=0702,allow_utime=0020,codepage=cp437,iocharset=iso8859-1,shortname=mixed,utf8,errors=remount-ro 0 0
認識されるのはfatのみの模様で、ntfsの場合は次のようなメッセージが表示された。
『サポート外のフォーマット』などと表示してくれれば良いものを、『フォーマットしますか』としか表示されない不親切さ。
※ ntfsをどうしてもマウントしたい場合は、『USB OTG Helper [root]』のようなアプリをインストールすれば、マウント可能だった。
■ USB接続方式のSD/SDHCカードリーダー → 利用不可
認識すらしませんでした。
■ Bluetooth GPSデバイス → 利用可能
GlobalSat製 BT-359Wを認識させた時の画面。パスコードは『0000』です。
Bluetooth GPSを用いる地図ソフト、その名も『Bluetooth GPS』を用いてNMEA出力を表示させてみた。しっかりと接続されている事が分かる
■ 結論
それなりに接続できる事が分かったが、何度も周辺機器を挿し込んだり、取り外したりすると、そのうち認識しなくなる。リブートすれば元に戻るが、あまり安定していないと見た。
SD/SDHCカードリーダーは、USBホスト機能専用のものを買えば認識するようなので、150円くらいのを買って試してみようと思う。