27 May 2013

サーキュレーター ENC-15K 購入, スイッチ異常で修理

アイリスオーヤマ製のサーキュレーター ENC-15Kを購入した。

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インターネットショップで 2580円(税・送料込み)だった。 普通の小型扇風機を買おうと思っていたが、量販店でコンパクトで静かなサーキュレーターだったので、この製品を買うことにした。

この手の製品は、掃除のために分解するのに難儀するが、この製品は簡単に分解することが出来る。

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羽根を軸から抜くと、滑らないようにキー溝が切られている。 丁寧な設計だ。 今使っている10年前の松下電器の小型扇風機は、軸にキー溝が無いため羽根が滑ってしまい、無理やりパッキン材を詰めて滑りを止めて使っている。

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仕様

2017年9月 : スイッチ故障

スイッチを押しても、押し込んだ位置で止まらなくなってしまった。分解して調べてみると、スイッチを押し込んだ時に「ラッチを受け止める部分の板」のすべりが悪くなり、スイッチ側のツメが引っかからなくなっていたのが原因のようだ。ラッチの板の表面が酸化、サビが浮いてきて、板同士が滑らなくなったと思われる。

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分解し、スイッチ部分を取り出した

透明のプラスチックケースのスイッチ・ユニットには数カ所穴が開いていて、まるでここから接点復活剤を注入しろと言わんがばかりの構造。

ラッチのスライド部分に、プラスチックやゴムを腐食させることがない「KUREシリコン・グリスメイト」を少しだけ吹きかける。(ラッチ部分に噴きかけるのみで、念の為接点部分には掛からないようにした)

まあ、すこしでも延命してくれれば… 買い替えの無駄な費用を出さなくて済む。

ちなみに5-56系統の潤滑スプレーは、接点復活剤の代用にもなるらしいので、今回の使い方も問題ないだろう。

Q. 5-56は電気の接点復活剤として使用できますか?

A. 5-56は接点復活剤としても使用できますが、専用の2-26やコンタクトスプレー、接点復活スプレーをおすすめします。

http://www.kure.com/faq/556/

分解方法

分解方法について質問を受けたので、画像付きで少しだけ解説

バックパネルは、ツメで嵌めこみ固定されているだけ。ネジ固定ではない。

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バックパネル分解方法 (ツメ固定)

次に、首振り機構の切り離しを行う。下の写真の①に歯車回転をベースに伝えるリンク機構のピンがあるので、このリンクの腕の部分を上に持ち上げて、歯車部分のピンから抜き取る。

最後に、②のベースの回転軸押さえを外す。

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回転機構の切り離し