BUFFALO WHR-AM54G54 無線ブロードバンドルータにOpenWrtやDD-WRTをインストールして使えるか試してみる。
■ tftpを使ってファームウエアを流し込む
Googleで先人のBlogなどを検索すると、電源ON直後にtftpでのファイル転送を受け付けると書かれているが、何度やっても全く転送できない。
機器下面にある「リセットボタン」を押して、正面の赤LEDが点灯した直後にtftpでのファイル転送を受け付けるようで、この方法でファームウエアを流し込んだ。
コマンドラインで次のように入力し、最終行のリターンキーを押す直前に、ルータ本体のリセットボタンを押す。 詳細は「BHR-4RVのファームウエアをOpenWrtに書き換える」の記事と同じ。
# tftp 192.168.1.1
tftp> binary
tftp> rexmt 1
tftp> timeout 60
tftp> trace
tftp> put openwrt-brcm-2.4-squashfs.trx
■ OpenWrt について
http://downloads.openwrt.org/backfire/10.03.1/brcm-2.4/openwrt-brcm-2.4-squashfs.trx
このファームウエアは、wlan0 (802.11a/g)のみを認識する。wlan1 (802.11a)はハードウエア自体の認識エラーで使えない。syslogには次のようなログが吐き出されている。
wl0: wlc_attach: chiprev 0 coreunit 0 corerev 7 cccap 0x307aa maccap 0x0 band 2.4G, phy_type 2 phy_rev 2 ana_rev 2
wl0: Broadcom BCM4320 802.11 Wireless Controller 4.150.10.5
PCI: Setting latency timer of device 01:01.0 to 64
PCI: Enabling device 01:01.0 (0004 -> 0006)
PCI/DMA
wl1: wlc_attach: failed with err 16
wl%d: 4.150.10.5 driver failed with code 16
unregister_netdevice: device wl%d/80811020 never was registered
http://downloads.openwrt.org/backfire/10.03.1/brcm47xx/openwrt-brcm47xx-squashfs.trx
このファームウエアでは、wlan0,1 の双方が認識されず、無線LANは利用できない。
wlan0しか認識していない。
■ DD-WRTについて
DD-WRTの公式ページでダウンロード検索画面からWHR-AMG54のファームウエア覧を検索して、最新版v24 preSP2のstandardファームウエアをダウンロードして、インストールする。
※WHR-AM54G54とWHR-AMG54はハードウエア的にはほぼ同じで、a/gbが同時利用可能・切替利用の違いがある。(BUFFALO公式ページ 機能の違い・仕様について より)
なお、DD-WRTのOther Downloadsにはstable版でWHR-AM54G54のファームウエアが公開されているが、これはv24 SP1という少し古いものだ。これをインストールすると、802.11a が認識されない。
ブラウザにFirefoxを使う場合、DD-WRT設定の管理タブの「システム情報表示画面でも認証を行う」をONにした上で、Firefoxの設定でキャッシュを50MBytesにしないと、タイムアウトが発生する。