フランスとドイツのオンライン鉄道チケット。E-Ticket (PDFファイルを自分で印刷する形式)に対応していない列車のチケットを買いたい場合、郵送を選択しなければならない場合も…
■ フランス(SNCF)の場合
公式ページ : http://www.voyages-sncf.com/
購入者の居住地をフランス以外(例えば日本)にすると、代理店 Raileurope のサイトにリダイレクトされ、べらぼうに高いコミッションを取られる場合がある。 代理店にリダイレクトされない方法で買ってください。
SNCFから送付される切符は、こんな形式。駅の自販機で買う切符と同じものが送られてくる。 郵送料は、私が買ったときには無料だった。 購入後、日本に到着するまで約5日。
■ ドイツ(DB)の場合
公式ページ : http://www.bahn.de/
今のところ代理店のサイトに飛ばされるということはない模様。 「郵送」を選択すると、3.5ユーロ余計に徴収される。 購入後、日本に到着するまで約5日。
封筒に「0.75EUR」の切手代が印刷されています。3.5ユーロも徴収していたら、鉄道会社には差額利益がありますね…。 せめて、実費プラスアルファ程度にして欲しいです。
■ 日本の代理店 Raileurope を通すとどれくらい損をするのか
同じ条件(日時)の列車を予約して「郵送」オプションを選んだ時に、どれくらい値段が違うのか。計算してみると
条件 | 鉄道会社自身 | 代理店Raileurope |
---|---|---|
2011/10/20 AM パリ→マルセイユ TGV | 切符 39EUR〜50EUR 手数料 0EUR 配達料 0EUR | 切符 5000円〜9200円 手数料 1500円 配達料 1500円 |
2011/10/20 AM ベルリン→ドレスデン ICE | 切符 19EUR〜29EUR 手数料 0EUR 配達料 3.5EUR | 5300円〜7700円 手数料 1500円 配達料 1500円 |
2011/10/20 AM ケルン→アムステルダム ICE international | 切符 24EUR 手数料 0EUR 配達料 3.5EUR | 6400円 手数料 1500円 配達料 1500円 |
ここで検索した列車は、鉄道会社自身の公式サイトではE-Ticket(PDF印刷)ができるので、配達料3.5EUR(ドイツ鉄道の場合)も節約することができる。代理店Raileurope日本版は佐川急便による配送以外の選択肢が表示されないので、必ず配送料が掛かる。 ちなみに、英国版のRaileuropeにはE-Ticketを印刷する選択肢があるので、日本版にはボッタクリ感を大きく感じるのは私だけでしょうか。
日本の代理店の社員に払う給料を負担しているということで、国内雇用を維持するためこれくらいの差額は大したこと無いと考えるのかどうか。あなたの選択しだいです (笑
■ 関連記事
・フランス、ドイツのオンライン鉄道チケット (E-Ticket)
・日本の「海外鉄道予約サイト」は安いのか? (外部サイト)