13 August 2011

”怪しい○○セシウムさん”への過剰反応

東海テレビでリハーサル用のテロップが誤って放送され、なんとそこには、制作スタッフが冗談で書いたと思われる『当選者 : 怪しいお米 セシウムさん、 汚染されたお米 セシウムさん』というサンプルが記入されていた…

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東海テレビのキャプチャ画面

まあ、冗談とは言え、カメラの切り替えミスが起これば放送されるようなところに、こんな書き込みをするのは危機感がないというか…

ただ、最近思うのは、「東北地方の生産物を買わないのは非国民だ、国民全員で放射能汚染に巻き込まれろ」 と人権団体やマスゴミが言っているような気がしてならない。

京都の送り火(大文字焼き)に、なんで放射能汚染されている可能性のある東北地方の木材を持ち込もうとしたのか…。 汚染されてるから嫌だと言った京都市民に対して、全国から袋叩きの発言が寄せられたとか。 善意の押し売りのように、謎のNPO団体とかがさらに薪を送って寄越して、それが高濃度にセシウム汚染されていたというオチまで付く始末。

今の日本の状況を4コマ漫画にすればこんな感じだ

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東北地方や関東地方の一部はスポット的に放射能汚染されている。これは事実。 本来なら、人が住んではいけないところ、チェルノブイリでは避難対象になっているようなところに、まだ人が住んでるし、農産物を生産していたりする。

それを、「買わない」「要らない」と科学的根拠を持って拒否すると、非難の嵐が押し寄せる。何か間違った方向に行ってないだろうか。

日本政府も地方自治体も、事実を隠蔽しているので、ネットでしか真実が手に入らない。 事故った新幹線を穴掘って埋めて、報道規制した某国とあまり変わらない。本当に自由主義国なんだろうか。

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