エプソン製スキャナGT-S630を買ったので、手持ちの機種と比較してみる。
設置面積はほぼ同じ。厚さ（高さ）が半分程度になった。
多くの人のBlogやレビューに書かれているように、GT-S630の電源＆USBコネクタの取り付け位置が明らかにおかしい。デザインミスか （笑
■ 書籍を解体せずに自炊すると仮定して比較
「地球の歩き方 上海」の本を開けた状態でスキャンしてみた
GT-S630の結果（本を上から押さえない）
本の折り目の部分、用紙が斜めのところで光源が反射してフレアが発生している。
GT-S630の結果（本を上から押さえた）
押さえてスキャンしろということか…
FB1210Uの結果（本を上から押さえない）
本の折り目の部分も”まともに”スキャンできている。
本を上から押さえてスキャンしようとすると、読み取りヘッドが移動できなくなりエラーとなる。（スキャナの筐体がたわんで、ヘッドに接触しているようだ）
■ クシャクシャに折れ曲がった新聞の読み込み
GT-S630の結果（新聞を上から押さえない）
やはり、少しでも折れ曲がった所は光源の影になるらしく、青い色に変色する。
GT-S630の結果（新聞を上から押さえた）
押さえたにも関わらず、まだ折り目がかなり目立つ
FB1210Uの結果（新聞を上から押さえない）
影の部分の読み込みが自然。上から押さえていないのだが、GT-S630の押さえた結果と同じレベルの取り込み結果になっている。
■ 取り込み時間の比較
200dpi、24bitカラーでの読み込み時間 （スタートボタンを押してから、ファイルが生成される間での時間）
GT-S630 ： 14秒
FB1210U ： 35秒
■ 結果
冷陰極蛍光ランプ（光の指向性が低い）と、白色ダイオード（光の指向性が高い）の違いなのか、無理なコスト削減による機能劣化なのか…
GT-S630は最新機種なのに、10年前のFB1210Uより画質悪いですね。完全に平らなもの（上から押さえつける）を仮定して設計してるんでしょうか…
