07 August 2010

大阪城1丁目1番地 無縁佛回向供養塔の由来を、大阪市役所がお尋ねです

大阪城天守閣の北東、二等三角点の横にある祠の由来について、大阪市役所が調べている様です。

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全景


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大阪市役所による告知文

『この宗教施設の歴史的経過などを調査しています。
ご存知の方がおられましたら、下記までご連絡願います。

大阪市ゆとりとみどり振興局 緑化推進部 管理担当 6615-0956
公園事務所 6941-1144』

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鳥居

鳥居には、建てられた日付と施主が書かれている

『昭和28年5月吉日 発起人 大林組 森定松之祐
 大林組 下請有志一同』

もちろん、大林組には既に調査済みなんでしょうね…


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それとも、告知文が張り出されているこの茶色の小屋の由来が知りたいとか…

これは掃除用具などを入れてる小屋ですよね


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無縁仏の墓石の傍らに、近年取り付けられた説明文

『無縁佛回向供養塔
大阪城には築城以来大勢の人が死去されています。されど弔う人もなく、哀れな無縁仏として葬り片付けられる。誠に(今日は他人の身、明日は我が身と)考え、哀れな無縁仏回向供養の為聖観世音菩薩祭祀す。即身成仏、弥陀の浄土に導き給え教え給えと乞い願い永久のねむり安らかなれ。
南無阿弥陀仏 々 々
昭和50年5月7日 世話人 北村○○』


そういえば、つい最近、大阪城公園内に大阪府庁が「朝鮮人強制連行を強調した説明板を取り付けた」というニュースがあったが、まさか「朝鮮人の被害をことさら強調して、鬼畜日本人の責任を糾弾する」ような歴史情報のみを集めようという魂胆でもあるのかな。

「強制連行」でバトル 大阪の旧軍施設跡 市民団体「銘板撤去を」

”大阪府が戦後50年記念事業として、府内に残る旧軍施設跡などに設置した銘板をめぐり、市民団体と橋下徹知事が対立している。4カ所の銘板に「強制連行された朝鮮人」が働かされた-との説明があり、団体側は「強制連行の定義や根拠が不明」と銘板の文言変更か撤去を府に要求したが、知事は根拠を示す資料はないとした上で「教科書でも使われている表現」などと拒否。”


日本人(内地人)の徴兵は問題にせず、朝鮮人(当時は日本人)のみ徴兵や徴用すれば糾弾するのはねぇ。 戦死率は内地人の方がはるかに多いんですけど…。

■ 関連項目
大阪城の二等三角点