日本ならではの、ほんわかとした雰囲気の「お相撲」が犯罪にまみれている様です。
大相撲の野球賭博問題で、警視庁が任意で聴取した力士らの携帯電話に、賭博への関与を示すプロ野球シーズン中のメールが残されていなかったことが関係者への取材で分かった。警視庁は力士らが携帯メールで賭博の情報をやり取りしていたとみているが、証拠隠滅のために消去された可能性がある。同庁は通信事業者に捜査照会するなどしてメールを復元し、賭博の立証を進める。
関係者によると、今回の野球賭博は、プロ野球セ・パ両リーグの試合の勝敗を予想するもの。暴力団関係者とみられる胴元はチームの実力や先発投手に応じてハンデを付け、予想が外れた場合は全額が胴元の取り分になり、的中すると胴元が「勝ち金」から1割程度の手数料「寺銭(てらせん)」を差し引き客に配当する仕組みだった。
警視庁は、勝敗予想やハンデ表などが携帯メールで伝達されていたとみて、日本相撲協会に野球賭博への関与を自己申告した大関・琴光喜関(34)=佐渡ケ嶽部屋のほか▽大嶽親方(42)=元関脇・貴闘力▽阿武松(おうのまつ)部屋所属の床山(29)ら仲介役らを聴取した。
その際、携帯メールの中身を調べたところ、少なくとも09年のプロ野球のシーズン中のメールが見当たらない力士が複数いたという。警視庁は、消去されたメールは床山らの仲介役や胴元と交わしたもので、週刊新潮が5月27日号で賭博問題を報じた直後に一斉に消去された疑いが強いとみている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100621-00000043-mai-spo
組織的な犯罪隠蔽工作ですね。 「相撲協会の内部調査」は”同協会に野球賭博への関与を自己申告した29人”に口止めと証拠隠滅を勧めるための場ではないかと…
麻薬犯罪 → 露鵬、白露山、若ノ鵬 (2008年夏)
暴力&品格失墜 → 朝青龍 (2009年)
賭博 → 琴光喜、雅山、琴奨菊 ほか多数の親方・力士 (2010年)
もうね。7月場所休場とかそういうレベルじゃないでしょう。
プロスポーツなんだから、試合前に毎回「ドーピング検査」するのは当たり前なのに、麻薬に手を出している(可能性が高い)ために毎回ドーピング検査できないとか、選手が勝手に休んで他のスポーツ大会に出場したりとか(朝青龍が巡業放ったらかしてモンゴルでサッカー w)、賭博(刑法犯)でも内部処分でうやむやにしようとしたりとか。
賭博は個人であっても重大な犯罪(胴元が確実に儲かる。取引が捕捉できず闇経済となるなど、国家の根幹を脅かす可能性がある)なので、どの国でも厳罰なのは言うまでもなく、ショービジネスであればなおさら。
米国大リーグのスーパースター ピート・ローズ選手の例を出すまでもなく、賭博でスポーツ界を永久追放されているような事例もある。
それを、自主申告すれば、内部処分でとか…。 常識疑うわ。
そこまで腐りきっているショーを放送するNHKも、そこに広告出すスポンサー企業もね。
残念極まりない事件ですね。 相撲協会はいったん解散、相撲部屋というシステムも解散して、新に興業主を見つけて新たなシステムのショービジネスとして生まれ変わってほしいね。