25 May 2010

HP s5350 その4 : 負荷試験でCPU最高温度と消費電力の測定

前回の記事 『 Windows XPとUbuntuのインストール 』 からの続き。HP Pavilion Desktop PC s5350jp/CT の初期設定関連の記事です。

■ 実験条件
約24℃
CPU=intel Core i3 530 (TDP 73W, -40℃~85℃)

■ CPU100%負荷状態でのCPU温度と消費電力
Prime95を15分連続実行。タスクマネージャで、全てのCPUスレッドの利用率が100%に張り付いていることを確認。HDDも適宜CrystalDiskMarkでベンチマークを取り利用する。

20100525-s5350-bench-max.jpg
CPU、HDDの温度表示 (CPUID Hardware Monitor)

Core1 = 59℃  ← 室温 +35℃、無負荷 +29℃
Core2 = 59℃
HDD = 31℃  ← 室温 +7℃、無負荷 +0℃

その時の消費電力量は

20100525-s5350-p-max.jpg
コンセントでの電流値をクランプメータで測定

0.872A (100V) = 87.2W  ← 無負荷 +48W

※ 最高温度の考察
intelの設計資料ではStorage temperature=min -40℃, max 85℃なので、負荷試験の温度が室温+35℃ということであれば、許容室温は50℃ということになる。
真夏の室内、たとえば室温40℃であれば、CPU温度が75℃まで上昇するということなのだろう。

■ 無負荷状態でのCPU温度と消費電力
負荷試験が終了して10分ほど経った状況で測定。

20100525-s5350-bench-norm.jpg
CPU、HDDの温度表示 (CPUID Hardware Monitor)

Core1 = 30℃  ← 室温 +6℃
Core2 = 29℃
HDD = 31℃

20100525-s5350-p-norm.jpg
コンセントでの電流値をクランプメータで測定

0.394A (100V) = 39.4W

案外、省電力ですね。