21 May 2010

HP s5350 その1 : 本体写真とBIOS画面

HP Pavilion Desktop PC s5350jp/CT の初期設定と、Windows XPとUbuntu(Linux)をセットアップして、基本的なベンチマークを取得したときの記録。 この機種について、あまり情報が出ていないので、「提灯ライター」が作成したBlogより役立つような情報を載せておこうと思う。

以下、何回かに分けて記載する

■ 基本構成
HPの製品名: Pavilion Desktop PC s5350jp/CT
マザーボード: MSI製 MS-7613 Iona-GL8E Version 1.1 (Micro ATX)
CPU: intel Core i3-530
メモリー: マイクロン製 1GB PC3-10600 ×2枚
HDD: Barracuda 7200.12 ST3250318AS 250GB SATA (F/W HP34)
DVDドライブ: 日立LG製 GH40L SATA (F/W RB12)
電源: input 100-127V/200-240V, 270W

価格: 49,980円(税込み)、配送料3,150円。合計53,130円

■ 梱包荷姿
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■ 分解してみた
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カバーを取った

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ケースFANとDVDドライブをを取り外す


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HDDとDVDのシャーシを取り外したところ


20100523-s5350-disk.jpg
取り外したHDD、DVD、メモリー

HDD :
  Seagate Barracuda 7200.12 250GBytes
  ST3250318AS
  Firmware HP34
  Date Code 10401
DVD±RW :
  Super Multi DVD Rewritter
  Model GH40L (A2DH)
  LGE-DMGH22LS40
  F/W RB12
  H/W B
メモリー :
  MT8JTF12864AZ-1G4F1 1015
  1GB 1RX8 PC3-10600U-9-10-A0

20100523-s5350-mb.jpg
マザーボードの型番

MSI (Micro Star) MS-7613 VER 1.1

マザーボード上のコネクタの詳細図面は、HPの米国サイトのSupport & Driversで、『s5350jp』で検索して、『Product information』の中の『Motherboard Specifications, MS-7613 (Iona-GL8E)』というページに掲載されている。

20100523-s5350-power.jpg
電源ユニットのシール

Model : HP-D2701C0 REV 02
AC INPUT (50-60Hz) : 100-127V/6A, 200-240V/3A
DC OUTPUT : 5.08V/15A, 3.3V/16A, 12Vcpu/12A
+5.08V & +3.3V shall not exceed 110W
+5.08V & +12V & +12Vcpu shall not exceed 260W
Max Output Powerr 270W


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ネットワーク コントローラ IC

Realtek RTL8111DL 9CF0401


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サウンド コントローラ IC

Realtek ALC888S 9CF10S2


■ BIOS設定画面

起動時にF10キーを押すと設定画面になる。 ”診断画面の表示時間”が短すぎるのと、POST時のビープ音がしない(スピーカーが付いてないんだっけ…)ので、気付かないうちにOSのブートが始まっている。電源を入れたらF10連打する必要がある…

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「メイン」設定画面

SATAドライブは自動認識(ユーザがパラメータを設定することは出来ない)。また、メモリのウエイト設定なども一切入力できない、自動認識のみ。

なお、HDDは工場出荷時のものを取り外して、手持ちのHDDに換装している。


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「詳細」設定画面

SATAコントローラはAHCIではなく『RAID』に設定されていた(工場出荷設定)。この画面の設定は変更していないので、工場出荷時の値だ。

この”RAID”の選択肢は、AHCI:ON、RAID:ONという意味で、HDDが1台でRAIDを用いないときでも、推奨設定であるとintelの公式ページでは説明されている。


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「パワー」設定画面


20100523-s5350-bios05.jpg
「起動」設定画面

診断画面は工場出荷状態では『無効』だった。
デバイスの起動順位を選択すると、次の画面が表示される。


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「起動」順序設定画面

CD-ROMから優先的に起動するはずなのだが、ブート時にトレイが閉まっている場合は読み飛ばされる場合が多い。 (なぜなんだろう…) DVDドライブのトレイを開けておいて、リセットするのがコツ


次の記事 『 HP s5350 その2 : リカバリ作業と、妙なパーティション 』 に続く。