I-Oデータ製 フルHD液晶ディスプレイ LCD-MF221XBRを購入したため、基本的な性能を測定してみることにする。
画面に「白・黒1ドット市松模様」を描画した状態で、クランプメーターで電流測定した結果。
モード | ECO | 輝度 | コントラスト | 色温度 | 消費電力 | 凡例 |
スタンバイ | 2.2W | |||||
標準 | OFF | 28 | 0 | 6500K | 35.5W | 工場出荷 |
写真 | OFF | 28 | 0 | sRGB | 35.7W | 工場出荷 |
映画 | OFF | 28 | -10 | 6500K | 35.4W | 工場出荷 |
標準 | OFF | 0 | -10 | sRGB | 16.6W | カスタマイズ後(1) |
標準 | ON | 0 | -10 | sRGB | 16.6W | カスタマイズ後(2) |
(市松模様で測定した理由は、全面黒が消費電力が高く、全面白が消費電力が低いため、測定する画面を固定して誤差をなくすため)
ECOモードはON・OFFにかかわらず、輝度などの設定により同じように消費電力を減らすことが出来る。
現在利用中の設定値はこのようなもの (カスタマイズ後(2)に相当)
なお、モードで「写真」「映画」と設定すると、シャープネス処理が掛かるようだ。灰色の背景に黒文字など、一部の配色で異常な強調が行われて見るに耐えない (笑
なお、この液晶ディスプレイの電源ON後に表示するまでの時間や、信号を切り替えたときのレスポンスが非常に遅いと、ネットの掲示板などで報告されているため、計測してみた。
電源On後、画面が表示されるまでの秒数
DSUB : 3秒、 DVI : 5秒
入力切替のボタンを押してから、画面が表示されるまでの秒数
DVI → DSUB : 2~3秒、 DSUB → DVI : 4~5秒
解像度切り替えで、画面が表示されるまでの秒数
1920x1080 ← → 1280x1024 の間の切り替えで計測
DSUB : 2~3秒、 DVI : 2~3秒
コンピュータ起動時のBIOS POST画面はかろうじて見える。マシン起動時に解像度が切り替わる時のレスポンスタイムはそれほど気にはならない。
LinuxのXorgが出力したデータは次のようになっている。
(II) intel(0): EDID for output TMDS-1
(II) intel(0): Manufacturer: IOD Model: 1685 Serial#: 1684XXXX
(II) intel(0): Year: 2009 Week: 20
(II) intel(0): EDID Version: 1.3
(II) intel(0): Digital Display Input
(II) intel(0): Max Image Size [cm]: horiz.: 48 vert.: 27
(II) intel(0): Gamma: 2.20
(II) intel(0): DPMS capabilities: Off
(II) intel(0): Supported color encodings: RGB 4:4:4 YCrCb 4:4:4
(II) intel(0): Default color space is primary color space
(II) intel(0): First detailed timing is preferred mode
(II) intel(0): redX: 0.648 redY: 0.339 greenX: 0.289 greenY: 0.603
(II) intel(0): blueX: 0.142 blueY: 0.070 whiteX: 0.312 whiteY: 0.330