南海電車の七道駅から、道路に埋め込まれている観光モデルルートの順路で、堺駅まで向かう。
20世紀初頭、鎖国状態であったチベットに、ヒマラヤ山脈を徒歩で越えて入国した探検家・仏教家 (Wikipediaの記事より)。 そういえば、ダライラマも徒歩でインドへ亡命したという話をどこかで聞いたが、なかなかできるものじゃないですよね。 現代の旅人なら、乗り合い自動車や国境付近の徒歩で国境越え出来るようですが、天候が悪化すると交通機関自体がなくなってしまうため、よほど時間的余裕がある人しか無理でしょうね…
Google Map で、中国・ネパール国境通過ポイント樟木鎮(ジャンムー)付近を表示
道路のフェンスには、転んでライフルを落っことす情けない兵隊のレリーフ
さすが、大阪民国…
石碑の前に埋め込まれている説明文によれば、この石碑は旧ダイセル化学工業の工場敷地内(鉄砲町)にあったものを、同社が移転して土地を明け渡したため、七道駅前に移転させたものだそうだ。 江戸時代には30余軒の鉄砲鍛冶や、鉄砲射的場・兵廠がこの付近(七道浜)にあったということだ。
現在、付近を見回しても、ダイセル工業がかつて存在した広大な空き地(多分、土壌汚染すごいだろうね…)と、マンションや南海電車の高架があるだけで、そんな歴史を感じさせるものは全く存在しない。
創業130年の線香・御香の製造販売店だそうである。 (堺観光コンベンション協会のホームページより)
堺で唯一残っている鉄砲鍛冶屋敷であった建物。現在は、一般の民家のため、見学できないということだそうだ。
大坂夏の陣で堺を焼き討ちした大野治胤(豊臣方の武将)が、徳川方に捕らえられ火あぶりの刑に処せられた。その治胤の墓がこの寺にあるとうことだ。
月蔵寺境内に建てられている巨大な石碑。達筆な字で「南無法蓮華経」と書かれている。
立正安国は1260年に日蓮が著した鎮護国家の聖典と言われる文章で示した理論。(国家の災いは法華経ではなく浄土宗などの邪法を信じたから起こったことで、逆に正法である法華経を中心とすれば国家も国民も安泰となるという理論。 Wikipediaの記事より)
今では法華宗だろうが浄土宗だろうが、一般人にとってはすべて『仏教』なんだけどね…。当時は、現代でいうところのイスラム教徒ユダヤ教くらいの対立があったんだろう。
神明町の草月流(いけばな)の看板が掲げられた住宅には、斬新な作品が屋外展示されていた (笑
「花のピカソ」と呼ばれた勅使河原蒼風が起こした流派の教室らしく、やるせなくホッチキスでとめられた紙のチェーンが素敵です
堺市内で最大の木造建築。寺院が多いこの界隈でもひときわ目立っている。 (堺観光コンベンション協会のホームページ)
京都の寺院めぐりをしているような雰囲気を受けます。1825年建造のこの建物は、明治時代に10年ほど、堺県庁として利用されたそうだ。
本堂の左右に、蓮如像と親鸞像が置かれている。境内には、巨大なイチョウの木が生えていたりする。
本願寺堺別院の砂利道は、よく見ると梅干の種。 梅干を食べまくる修行をやってるのかな…
看板の上に乗っけてある猫の置物は、元からここにあったんでしょうか…
ザビエル公園前の花田口駅に停車するトラム (阪堺電気軌道)。 このあたりは道路の中央に専用軌道が作られているが、信号と列車の運転が連動していないため、信号ごとにトラムが停車させられていたりする。 土建族政治家がこのトラムからの分岐新路線を港湾地区(シャープの工場を建てている地区)に延長しようと画策しているようだが、工場労働者向けでは通勤時間帯以外は空気を運ぶようなものなので、どこの国でもそんな路線は新設しないんだけどねぇ…。
今年の7月4日にダイヤ改正されて、それまで恵比須町行きだった列車が、天王寺駅前行きに変更された。そりゃ、西成行きでは集客力もないからねぇ…
ザビエル公園(戎公園)にある聖フランシスコ・ザヴィエル芳躅記念碑 (堺観光コンベンション協会ホームページ)
観光地にしたいのなら、ザビエルの銅像を公園の真ん中に建てるとか、もっとインパクトあるのにしないと…。 これでは、まるでユダヤ人ゲットーの壁記念碑みたいな感じだ (笑
紀州街道(熊野街道の一部と重なっている)ということで、「熊野」のモニュメントらしい。後ろに見えているのは、安藤忠雄デザインの紀陽銀行堺支店ビル。 10年位前に「取り付け騒ぎ」が起こったことで有名な和歌山の地方銀行。 デザイン性の高コスト建築にうつつを抜かすような経営状況ではないと思うんですけどね…
堺警察署前の罠。 犬が興味持ちそうな 「犬のトイレ」 のような場所を作って、警察署の窓から監視して職務質問の機会を待っているのですね。 さすが大阪 (笑
雑居ビルに囲まれた空き地にひっそりと、千利休屋敷跡 (堺観光コンベンション協会ホームページ)
現在では井戸のみが残されている状況です。