阪神難波線に沿って、西九条付近から汐見橋へ下町を歩いてみる。総距離は、約4kmである。
手前に止まっているのは、電動式のターレット・トラック。以前より排ガスを出さないエコ仕様である (笑
中央卸売市場 青果市場にはスイカの箱がいたるところに積み上げられている。
生産量は、中国が世界一位で、なんと世界の71%(6831万トン)を生産しているそうだ。以下、トルコ、イランと続き、日本はたった45万トンしか作っていない。
日本国内では、熊本、千葉、山形の順で、鳥取は全国第4位らしい。
中央卸売市場の西端のコンテナハウスに 「日本百姓連盟 総本部」…。 こんなところに総本部作るんじゃなくて、霞ヶ関でやれよ (笑
安治川のコンクリ堤防の手前に、「川をきれいにしましょう」の看板。簡単に乗り越えられそうに無いコンクリの壁の向こう側に川があると推測されるが、この状況でどのように「きれいにする」なのか… 意味不明の遊歩道とともに、役人のお花畑脳は救いがたい。
阪神難波線 安治川橋梁。両側に見えるコンクリの無粋な建物は、川の下をくぐる歩行者用トンネルのエレベーターのための建物。
安治川トンネルのエレベーターのための建物。エレベーターだけのためにこれだけ巨大な建物を建てるとは、金持ち大阪市役所のやることは一味違います。
安治川の下の歩行者用トンネル。全長80.6m、幅11.4mだが、車道部は現在では閉鎖されている。第二次世界大戦中の1944年に完成した世界初の沈埋工法のトンネルだそうだ。(建設コンサルタンツ協会 安治川トンネル)
トンネルを抜けると、九条商店街の北端あたりに出る。高架の阪神電車は、全面シェルターで覆われている。騒音公害を盾に鉄道に反対しまくったプロ市民のために、普通では見られないような高価な施設となっている。
九条商店街。地下鉄九条駅を挟んで北側をキララ九条商店街、南側をナインモール九条商店街というらしい。両方合わせて900mほどの長さしかない。
九条商店街を抜けると、大阪市電発祥の地の石碑がひっそりと建てられている。
更に南へ向かうと、木津川を渡る千代崎橋。そこから大阪湾方面を見ると、堤防上に遊歩道が作られている。 誰一人歩いていないが…
すぐ横に平行して道路あるし…。不審者に追いかけられたら逃げ道が無いこんな道より、歩行者はそっち歩くだろ。 自転車通行禁止にした時点で、利用者皆無になるのは、堂島川沿いの遊歩道と同じだな (笑
役人の自己満足公共工事は、どこまでも続く…
更に南へ。道頓堀川を渡ると桜川駅前に出る。
安治川トンネルのエレベーターと違い、民間企業が作ると、これほどコンパクトに出来るというよい例が、この桜川駅のシースルーエレベーター。
南海汐見橋駅。1900年に開業した、高野線の基点となる由緒ある駅だが…
汐見橋駅構内。西日本最大級の繁華街『難波』の隣の駅にして、この廃線寸前のローカル線のオーラ出しまくりの駅は何なんだ… 1時間に2本しか運行されていない列車も、都会とは思えない。
駅舎に掲示されている南海電鉄 路線図。古すぎる…
いらない子の関西空港が存在しないのは許せるが (笑
30年前に廃線になった、阪堺電軌の平野線が掲載されているのはどうなのかな。
汐見橋発 岸里玉出行き 2両編成の列車。駅舎からは想像できない、いたってまともな電車である。どうせなら、博物館においてあるようなレトロ車両を走らせてくれたほうが…
右側の阪神高速の高架下に沿って、ホームレスのテント村が作られているのは大阪ならでは。
桜川ショッピングセンター。 地方都市のシャッター通りも、いずれはこのようになる。
この寂れ具合は、難波から徒歩10分以内にある場所とは思えない (笑