07 March 2009

Softbank激安携帯と、S-1バトルメールとの戦い

ソフトバンク携帯電話の叩き売りはますます激しくなっている。現在、無料端末&2年間無料というすごいことになっている。電話番号が変わることが特に問題なければ、2年おきに買い換えていけば、ずっと基本料無料のままか…

今回、新規契約で端末(816SH)を購入したもろもろの記録

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Softbank 816SH

端末購入

 at ヨドバシカメラ
 価格 9800円、ただし、店が定めるオプション加入で5000円割引。

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 5000円割引の条件

 さらに、「ただとも」プログラムというのにエントリーすると、5000円商品券がもらえる。
 条件は、商品券発送(約1~2か月後)時に、WホワイトとS!ベーシックパックに加入していること。

コスト計算

 端末機価格 4800円
 契約事務手数料 2835円
 基本オプションパックは当日解除 約0円
 あんしん保証パックは当日解除 約0円
 S!情報チャンネルは当日解除 約0円
 パケットし放題は翌締め日解除 1029円
 Wホワイトは翌締め日解除 980円

 1ヶ月目基本料金 980円+8円
 2ヶ月目基本料金 980円+8円
 3ヶ月目 ~ 26ヶ月目基本料金 8円×24ヶ月分

 S!ベーシックパック 315円×2ヶ月 (実際には、商品券は2009年4月4日に到着した。)

 「ただとも」商品券 △5000円
 ----------------------------
 合計(26ヶ月)       7442円
 (1ヶ月あたり)       286円

端末機無料で、回線維持に1ヶ月286円という感じになっている。
ヨーロッパで売られている携帯電話と同じくらいのコストになっているが、日本の携帯電話がガラパゴス進化している高機能機であることを考えると、格安携帯であるといえる


しかし…
格安には、隠された謀略があるわけで、今回は「S-1 バトルメール」という胡散臭いものが、それをよく現している。

S-1バトルメールの悪名は、Gigazineの「ソフトバンクモバイルの「S-1バトル」はなぜ儲かるのか?そのカラクリを解明する」で解明されているように、

・毎日メールを受信させることによるパケット通信料
・間違えて動画を見てしまったときの大量のパケット通信料
・パケットし放題に入った場合、解除が翌締め日であるタイムラグの利用料

で、ソフトバンクがぼろもうけできるということにあるようだ。


ということで、業務用携帯として使っている携帯に毎日発信されてくる「S-1 バトル」糞メールを解除すべく奮闘 w

メールには、サイトへのアドレス(http://s1battle.jp/)へのアドレスが掲載されているとともに、「続きを受信する」と、画像が貼り付けられたメールの全文が受信される。
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意味不明な(失礼!) お笑いとか称する動画へのリンク画像が、デザイン性も何も無い雰囲気で貼り付けられていて、ずっと下のほうにテキストで小さく「登録・解除」というテキストリンクが存在する。

Gigazineで述べられているように、メールの本文でさえうっかり受信すれば、パケット数をあっという間に消費するように出来ているわけだ。

「登録・解除」を押すと、インターネットへ接続する旨が表示され、接続されたページは、「登録・解除」を行うページではなく、サイトへのアドレス(http://s1battle.jp/)と同じ場所。 それも、メールに貼り付けられている画像などが同様に表示されているだけで、何度も同じページを無意味に受信させ、これまたパケット数を稼ごうという姑息な手段。

で、「解除」なんていう文字はどこにも見当たらない。 画像リンクかと思って探しても存在しない。 クリックジャックのような、モラルも何も無いような手法を取っているのだろうか… (隠しタグを探せと?)

ソフトバンクのサポセン(157)に電話すると、散々自動音声で待たされた挙句、「携帯インターネット経由でしか解除は認められない」の一点張り。取り付く島も無い。

2日後に、S-1糞メールに辟易として、再度解除を試みる (俺も馬鹿ですね…) が、前回と同じく、解除リンクを探すことも不可能である。 わけのわからんボタンを押して、パケット数だけ稼がれるのもしゃくなので、再びサポセンに電話。

解除のリンクが途中で消えている。どこにあるんだ。と聞けば、
「メールを毎日楽しむ」というメニューがあるはずだがという回答。
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ここで、ソフトバンクが明らかに違法行為(解除のリンクを正しく表示しない)を行っていることが判明。

「メールを毎日楽しむという日本語は、メールを解除するという風に理解しなければならないのか。解除する、やめる、そういう意味は持っていない言葉だ。 通常、プログラムを作成するときに、このようなメニュー構造を作成することは無い。 明らかにおかしいので、解除はそちらでやってもらわないと困る」と、サポセンでの解除を迫ると、少し待ってくれということで保留される。

クレーマー担当の上司に相談しているのか、1分くらい待たされた後に、再度、「インターネットで解除してください。解除の仕方を説明します」の一点張り。

サポセンのお姉さんは、こんな糞会社に派遣されてかわいそうだが、こちらも非道理を飲むわけには行かないので、「メールを楽しむ が、解除という意味を持たない以上、非はそちらにある。 システム上、サポセンで解除できるはずだ。 解除しろ」と強く迫ると、再び保留されて、多分 ”クレーマーが釣れました” とか裏で笑っているのだろうか www

今度は「解除します」という回答を得る。 最初からサポセンで解除できるのに、儲けのためには少しでもパケットを消費させようとする姑息な回答マニュアルがあるのだろう。 ソフトバンクのマーケティングを担当している糞部門には腹が立つが、サポセンの派遣社員のお姉さんや、ソフトバンクの技術部門などはちゃんと働いているわけなので、糞会社なんていわれて余計にかわいそうなわけだ。

ちなみに、「メールを毎日楽しむ」 (楽しくねぇよ、ヴォケが w) を押すと、解除のリンクが現れ、
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のように、解除できる。

「本当に解除する」を押した後に、
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のように表示された。 昨日のサポセンのお姉さんがちゃんと解除してくれていたようで、それでも本日糞メールが送られてきたのは、メールサーバの設定を営業が無理やり変にしているのだろう。

解除・登録が1日に1万トランザクションあったとしても、それくらい早朝?のバッチジョブを走らせるときに、DBアップデートできんはずは無い。システムの技術的問題じゃなく、違法すれすれ営業のモラルの問題が大量発生しているのだろうか www
年間売り上げ2兆円の企業が、有利子負債2兆円では、必死になるのはわかるが、すでに携帯電話市場は頭打ちで、ゼロサムゲームを演じているだけだからね。