LinuxサーバからAmazon S3を用いるためには、まずAmazon S3のアカウントを作成し、管理者が目で見て分かる端末環境を作る必要がある。
最初に、Amazon S3のアカウントを作成する。http://www.amazon.com/ のトップページの左側メニューの一番下のほうに、「Amazon Web Services」があるので、そこをクリックする。 または、ユーザログオンページにも、Amazon Web Servicesへのリンクがある。
Amazon.com(日本のではなく、米国の)アカウントを持っている場合は、そのアカウント名とパスワードでログオンできる。 住所は自動的に移行されるが、クレジットカード情報は今回新たに入力しなければならなかった。
アカウントを作成し、サービスにログオンすると、トップページの右上に「Your Account」メニューがある。ここから課金情報や、S3にアクセスするためのアクセスキー(ユーザ名のようなもの)や、シークレット・アクセスキー(パスワードのようなもの)を入手できる。
課金情報は次のような画面
アクセスキーとシークレット・アクセスキーを表示する画面
なお、Amazon S3は、IT専門家用のサービスのため、たとえばYahooブリーフケースのようにユーザがファイルをアップロードする画面などは全く用意されていない。 基本的には、サーバ管理者がデータバックアップを行うために用いるサービスという位置づけだ。
でも、サーバ管理者の端末から、GUIでS3とファイルのやり取りをしてみたいという意見も当然多いわけで… Firefox用のクライアント(まるでFTPクライアントのような感じ)も公開されている。
Amazon S3 Firefox Organizer(S3Fox) アドオン
また、このソフトではファイルのアクセス制限もグラフィカルに行える。
デフォルトでは第三者にはファイル内容を開示しない設定 (当たり前か…)
サーバからAmazon S3にファイルを転送するPerlスクリプトの作成は、次のページ /r271-635/2008/11/perl_linuxamazon_s3.html で扱う。