23 November 2008

iPAQ 112 ボタンのWINとOKをAPP2とAPP3に割付変更する

HP iPAQには5個のボタン(キー)があり、それぞれ APP1, WIN, OK, APP4, APP5 となっている。このWINとOKを、APP2とAPP3に変更してプログラム内で自由に機能を割り当てて使えるようにする。

まず、常駐型のキーカスタマイズ アプリ SortInchKey を、作者のページからダウンロードして、インストールする。

設定プログラム (SortInchKeySettings.exe) を起動して、次のように設定する。

(1) WIN ボタンのカスタマイズ
設定プログラムで、「追加」を実行し、設定タブで『コード:WIN、同時コード:設定せず、スキャンコード:0x3a』
短押タブで『種類:キークリック、データ:APP2、有効チェックボックス:チェック』。

(2) OKボタンのカスタマイズ
設定プログラムで、「追加」を実行し、設定タブで『コード:K_75、同時コード:K_75、スキャンコード:0x3f』
短押タブで『有効チェックボックス:チェック、種類:キークリック、データ:APP3』。

画面の参考例

20081123-ipaq-key1.png
設定プログラムのメインページ。全部で2種類のキー割り当てを登録する

20081123-ipaq-key2.png
"OK"キーの割り当て設定

20081123-ipaq-key3.png
"OK"キーが押されたときのアクション設定

なお、K_75 は、コード 0x75 に対応したキーということでラベルを定義したもので、実際は VOLUP と同じキーである。(したがって、K_75でなくVOLUPとしても結果は同じ)

最終的に、設定ファイルはこのようになる。

SortInchKey.ini

[Settings]
holdDuration=200
doubleDuration=300

[Define]
WIN=0x5b
OK=0x5c+0x75
ACTION=0x86+0x0d
ENTER=0x0d
LEFT=0x25
UP=0x26
RIGHT=0x27
DOWN=0x28
SOFT1=0x70
SOFT2=0x71
BACK=0x08
TAB=0x09
SHIFT=0x10
CTRL=0x11
ALT=0x12
HOME=0x24
END=0x23
PAGEUP=0x21
PAGEDOWN=0x22
APP1=0x5b+0xc1
APP2=0x5b+0xc2
APP3=0x5b+0xc3
APP4=0x5b+0xc4
APP5=0x5b+0xc5
APP6=0x5b+0xc6
APP7=0x5b+0xc7
VOLUP=0x75
VOLDOWN=0x76
HYPER=0xfe
MOJI=0x5c+0x76
XCRAWLUP=0x26+0x83
XCRAWLDOWN=0x28+0x83
K_75=0x75 ← キーコードのエイリアス設定

[]
code=WIN
with=
scan=0x3a
mode=short
direction=both
activeKind=none
activeName=
keyClick=APP2

[]
code=K_75
with=K_75
scan=0x3f
mode=short
direction=both
activeKind=none
activeName=
keyClick=APP3