13 October 2007

KLMで荷物遅延

KLMを何回も利用しているが、今回初めて荷物の遅延を経験した。

『 アムステルダム(15:25発) → 大阪 』 の便で、
自動チェックインマシンでチェックイン後、ビジネスクラスのチェックインカウンターで荷物を預けたのが午前10時。 (搭乗券に示されたチェックイン順番のシーケンス番号は10人目以内)

10時に預けて、15時過ぎの便に積み込み忘れるとは…

原因は、荷物につけられたタグのシール位置の不良で、あて先空港コードが読めなくなっていたことなんだろうか。(バーコード管理じゃないの?)

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折り返しのシールが、見事に空港コードを半分隠している (赤丸部分)

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折り返しのシールが、見事に空港コードを半分隠している (赤丸部分)

「プライオリティ・タグ」が虚しく見える…

大阪・関西空港に到着してバゲージ・クレームのターンテーブルのところで待っていると、名前が呼び出された。
荷物がスキポール空港に「まだ存在する」ので、明日の便で送ってくると言う説明を受けた。

荷物の形状、色、名札などつけているかを聞かれ、宅配便で送るからと送り先住所を用紙に記入した。

そのとき受け取った 「ロスト・バゲージ客への定型様式」 の文書が次のようなもの

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お荷物の責任限度について

お荷物の破損、紛失(一部紛失を含む)に関しましては、 ~(略)~ 下記の物品に付きましては補償の対象外になりますので、予めご了承願います。補償対象外品目として、壊れやすいもの、変質、腐敗する恐れのあるもの、及び貴重品(現金、鍵、宝石、電子機器、金属、銀食器、流通性、換金性のある物品、重要書類、証券、貴重品、医薬品、医療文書、パスポートを含む身分を証明する書類等)などがございます。 ~(略)

日本に現在、居住されていないお客様へ

お荷物遅配が、24時間を経過する場合は日用品の購入費と致しまして、一晩につき五千円を上限に(上限3日間)レシートのご提示とともに、ご帰国便のチェックインの際に、お支払いさせていただきます。3日を越える場合は、改めて補償のご案内をさせていただきます。

思い出の詰まった鞄 = プライスレス …   は認めてもらえるんでしょうか

電子機器(デジカメ、ビデオカメラ、メモリー類)、金属、壊れやすいもの(みやげ物類)は明確に対象外となっています。

鞄に入れるほとんど全ての物品が対象外認定と言うことは、鞄本体の価格しか賠償しないと言うようにしか見えない。


宅配便で送られてきた荷物には、次のようなA4用紙1枚と、青色の(袋とじの)タグが1枚付いていた。

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~(略)~
今回お預かりいたしました手荷物の遅配に関し、ご迷惑をお掛け致しましたこと、心よりお詫び申し上げます。

今回の手荷物遅配に対するお詫びとして、次回のご旅行でKLMおよび提携航空会社の航空券をご購入の際にご利用いただける、額面25ユーロの割引券を提供させていただきます。
(使用条件等は ~(電話番号 略)~ までお問い合わせください)

あわせて、今回の手荷物遅配の取り扱いに関し、今後のぎょうむ改善の為、お客様よりのご意見を頂戴できれば幸いです。

~(略)

その25ユーロの割引券と、意見を書くはがきみたいなものが袋とじされたタグがつけられている。

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タグの外観

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お詫びの文書

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25ユーロの割引券
有効期限が2008年8月までと黒で印字されている

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意見を書くはがき
(英語のみ)

格安航空券で搭乗している乗客に、1年にも満たない有効期限の「正規割引券」を渡されてもねぇ…
25ユーロと書かれた「子供銀行券」 でもつけてもらったほうがマシかも。

最後まで、「なぜ遅延が発生したのか」という原因の説明も無いままだし。
(もしかして、タグのシール付けのミスをしたチェックイン・カウンター運営会社に対して、使われもしない25ユーロの賠償請求してたりして…)

空港で2000円のVISA商品券でも配布したほうが、(たいていの日本人にとって)意味不明な英語で書かれた「Please accept our apologies」というタグをつけるより、顧客満足は高まると思えるんですけどね。

英語の謝罪タグで必要十分であるなら、航空機に「日本語が話せる日本人CA」は不要なはずなので、この辺の認識の不一致もギャグですね。