送電線や家電製品から出る超低周波の電磁波について、WHO=世界保健機関が、小児白血病との関連性は無視できないと結論づけ、予防措置などの勧告を盛り込んだ初めての国際基準を発表しました。
10年がかりで国際電磁界プロジェクトに取り組んだWHOの環境保健基準は、送電線や家電製品の超低周波の電磁波は「人体に影響を与える可能性がある」としました。
0.4マイクロテスラ以上にさらされる環境だと、小児白血病の発症率が2倍以上になるという各国の疫学結果を踏まえ、WHOは、「因果関係はわからないが、それぞれの国で予防的な措置を検討し、研究を推進すべき」などと勧告しました。
日本国内では、少なくとも1.2%以上の子どもが0.4マイクロテスラ以上で生活しているという疫学調査もあります。勧告に強制力はないものの、経済産業省では、専門家による電力設備の電磁界対策会議を立ち上げ、秋ごろに報告をまとめます。
「0.4マイクロテスラ以上にならないような所に学校を建てましょうとか、オランダとかアイルランドには具体的な規制があるわけですね。日本などは、ほとんど対策をとってこなかった。しかし今、何らかの対策が迫られるわけですね」(WHOプロジェクトに参加した、国立成育医療センター 齋藤友博 室長)
一方、携帯電話などの高周波の電磁波の影響についても、WHOは来年にも調査結果を発表する方針です。(18日17:59)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070618/20070618-00000044-jnn-soci.html
やっと本命の公害が対策されようとするんでしょうか。EMI対策していない、人間どころではなく他の電子機器を誤動作させるような強力な輻射波を出しているような、安物の輸入家電品など、ちゃんと対策してもらわないとね。
環境省と業界のマッチポンプで賑わわせたアスベストのように、国産家電品メーカーとマスコミがタイアップして、マッチポンプしてくれたら面白いかも…
ちなみに、業界が出したくないキーワードは
・高圧送電線 (電力業界)
・携帯電話 (情報通信業界)
アース端子すら無いコンセントを普及させておいて、機器の接地端子が浮いた状態でコモンモード・ノイズもノーマルモード・ノイズも取れって言われても…