民主党は9日、参院選のマニフェストに掲げる林業政策「森と里の再生プラン」をまとめた。菅直人代表代行が岡山県真庭市で記者会見し発表した。森林が多い改選数1の選挙区(1人区)にアピールするのが狙いで、「10年後に中山間地に100万人雇用を創出、地域格差是正の起爆剤にする」とうたった。
「国産材に割安感が生じており、50年に一度の林業再生のチャンス」と現状を分析。(1)小規模所有者の森林を団地化して作業を集約、高性能機械を導入(2)個人所有の作業道も補助対象にし、材木搬出路を10年間で60万キロ整備--などで木材生産体制を確立し、産業として成り立たせることを目指す。05年現在で20%の木材自給率は、10年後には50%に向上させるとしている。
官製談合事件が摘発された緑資源機構については「廃止して、予算を有効な林業開発に組み替える」と打ち出した。【佐藤慶】
毎日新聞 2007年6月9日
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/seitou/news/20070610k0000m010072000c.html
だから、いつまでたっても万年野党と…
問題点
日本経済で林業が占める割合は、ゼロに等しい
人口縮小で、住宅需要も減少する可能性があるのは検討済みか?
都心回帰傾向は続いているが、都心では木造住宅はほとんど建たない
そもそも、火災予防・地震対策の観点から木造住宅は好ましくない
ちなみに、日本国内の林業就業者数は、たったの5万2千人。さらにいえば、平均年齢が約50歳で、3割以上が65歳以上という高齢化ぶり。毎年数千人規模で減り続けています。
(日本の全就業者数は6100万人)
農林水産業全部あわせても、他の産業と比べるとGDPに占める比率は低い。さらに、「林業」は全産業の表に載せると「限りなくゼロ」となるため、農林水産業だけを取り出してグラフ化したものが次のグラフ。
その林業につぎ込んでいる国家予算は、林業生産額をはるかに上回るというバカっぷり。
(国家公務員の人件費や、地方自治体が支出している予算などを含まずにこれですよ!)
いまのままの国営林業では、破綻は目に見えてますよ。(実質上破綻です)
それとも、経団連プランを忠実に実行して、林業に外国人労働者を大量投入して、国際競争力のある林業を民間の事業としてやるっていうなら別ですけどね。 役人が主導権握って、既得権確保ばっかり狙っているような産業はどう見てもダメです。
林業 = 官製談合で林業関連の公務員がおいしい汁を吸うための虚構産業
毎年4000億円もの国家予算を破綻産業につぎ込むよりも、最先端の半導体工場にでも投資してやれよと思う。(公共工事の無駄金に比べたら、ゼロに等しいから、自然保護になる林業につぎ込んだほうがマシだって…… 笑)
なあ、官僚さんよ。虚構の予算執行するなら、林道として「東京メトロ 副都心線」 を建設したらどうだ? 駅のベンチが、ヒノキで出来てたらOKなんじゃないの?
まさか、年金額が保証できないので老人を無理やり林業で働かせて… と考えてるんじゃなかろうな。