HDD箱・メディアプレーヤのDC-MC35UL2には冷却用ファンが付いていない。
背面に2cmx2cm程度のスリットが2箇所、側面に小さな穴が何個か開いている程度。
これではハードディスクや画像処理CPUから出る熱を十分に冷やせないと考えた。
で、冷却用ファンを増設することにした。
筐体内には殆どスペースが無いため、3cmファンしか入らない。
パソコンのパーツ屋では4cmファンくらいまでしか売っていないが、電子部品専門店では2cmファン位まで売っている。
日本橋のデジットで日本電産の3cmファンを280円で購入した。
日本電産製 Nidec D03X-12TM-17A (DC12V, 30mm角, 厚さ10mm, 0.05A, 中速度)
どこから電源を取るか。まず、筐体をばらしてみる。
簡単そうなのはハードディスクの電源線。
ハードディスクへの読み書きが無いときにハードディスクが停止しているのは、普段使っていてなんとなく分かっている。このときにハードディスクへの電源線が生きているかどうか、観察してみる。
ネットラジオに切り替えて、受信し始めてから10分ほどでハードディスクの回転が停止する。テスターで測定すると、回転が停止しているときであっても12V(黄色の線)/5V(赤色の線)が供給されている。
ハードディスクへの電源線の根元(基盤側)を引き抜こうとしたが、抜けない。半田付けされているのか、はめ合わせになっているのか。
仕方なく、ハードディスク側の大きなプラグの方から線を引き出すこととする。
黒線(GND)と黄線(12V)から線を分岐しているところ
そして、3cmファンを筐体の裏側にあるスリットに沿って取り付ける。電気工事用の両面テープで固定した。