31 March 2007

たった2円のための確認

小額決済用の電子マネーで、ミスが起こった場合でもちゃんとした手続きを踏んで修正が行われている。

経済システムを維持する上での絶対不可欠な条件が、あまりにもあほらしい条件であっても行われているところに救いを感じました。

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PiTaPa (関西で使える鉄道用電子マネー) 事務局から送られてきた確認の書類。

PiTaPa カードご利用内容確認のお願い

~略~

さて、今般加盟店より、あなた様にご利用いただきました売上票につき、下記内容の不備照会の連絡を受けました。

~略~

至急上記担当者までのご連絡もしくは同封の返信用封筒にて下記回答書をご返送賜りますよう

~略~

ご利用店 : ○○100円ショップ
ご利用日 : 平成19年○○月○○日
ご利用金額 : ¥103 → ¥105

~略~

-------------------キリトリ-----------------
1.上記内容に相違ないので、請求してください。
                 ご署名 : 俺の名前
2.別途詳細を聞きたいので、下記へ連絡ください。

~略~

100均で1つだけ買って、103円の請求だったわけです。(センターから送られてきた控えと、私が保管しているレシートは一致している)
それを105円に訂正したいと…

たった2円です。 

郵送代80円、返信用郵送代80円、コピー2枚 約20円、封筒2枚 約20円。しめて200円。

2円回収するのに、200円掛かる。しかし、ちゃんとコストをかけてやっているわけです。すごいと思いました。

でも、レジでミスった店員さんに、コスト分請求されてないといいけどな…


ところで、小額決済のための電子マネーがリアル通貨を駆逐して普及するためには、バグが起こった場合の対応方法も「電子」で行うようにしないとだめでしょうね。
リアル通貨を駆逐して、国内で流通するのは電子マネーのみになると、犯罪者を減らすこともできます。(バカ高い浄水器の費用を議員歳費として申請するようなことも、できなくなります)

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最近1週間の小額決済のレシート