去年の 「郵政民営化を問う総選挙」 で、民営化反対で自民党を去った人たちが、民営化賛成の自民党に復党するそうです。
自民党は28日午前、郵政民営化に反対し、同党を離党した造反組のうち、堀内光雄・元自民党総務会長ら無所属衆院議員11人の復党を審査する党紀委員会(笹川尭委員長)を12月4日に開くことを決めた。
早ければ、同日の委員会で復党が正式決定する。誓約書を出さなかった平沼赳夫・元経済産業相については、復党願を受理せず、預かることになった。
復党する11人のうち、堀内、古屋圭司、山口俊一、森山裕の4氏は28日午前、国会内で記者会見した。堀内氏は、「温かい気持ちをもって、首相に復党のゴーサインを出してもらい、感謝の気持ちでいっぱいだ。基本的に郵政民営化に反対ではなく、選挙期間中の会見、公報でも反対とはひと言も言っていない。賛成だ」と強調した。山口氏も「民営化自体は反対ではない。衆院選でも党内手続きがあまりに乱暴だったということを論争した」と語った。
(読売新聞) - 11月28日14時37分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061128-00000103-yom-pol
確か… 去年の夏の選挙は、小泉首相が 「郵政を民営化するかどうか」 という争点を掲げて行われた選挙。
当然、有権者も郵政民営化に賛成かどうかという意見表明を、議員を選ぶという過程で表明したはず。
これが間接民主主義というシステム。
議員を通して議会で民意を反映する。
で、「反対」の議員が選挙に負けそうだから「賛成」に迎合する?
では、あの選挙はなんだったんですかね。そして、間接民主主義システムを信じて「反対」に1票を入れた国民と、「賛成」で1票をほかに回した国民の意見は…
もう、間接民主主義なんて終わってるシステムですね。