21 November 2006

人権問題を盾にした既得権優遇の時代よ、さらば

【毎日新聞】 在留特別許可:高崎イラン人一家…法相が認めない意向示唆

 最高裁で国外退去処分が確定した群馬県高崎市のイラン人、アミネ・カリルさん(43)一家4人が在留特別許可を求めている問題で、長勢甚遠法相は21日の閣議後会見で「人道、人権だと言えば、何でも法律を破っていいということにはならない」と述べ、在留を認めない意向を強く示唆した。

 アミネさん夫婦と長女は90~91年に来日し、二女は日本で生まれた。不法残留状態になり、強制退去処分が確定したが、「2人の娘は日本語しか話せず、イランでは生活できない。長女は大学進学も決まっている」として、法相に在留特別許可を求めている。

 21日の会見で長勢法相は「最高裁でも決着の着いた問題で、事情はあるにせよ、きちんとした対応をすべきことだと原則的には思っている。ぜひ理解をしていただきたい」と述べ、事実上一家に帰国を促した。【森本英彦】

2006年11月21日 11時35分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061121k0000e040046000c.html

人権というのは、いつの間にか一部の既得権保持者の圧力用語に成り下がってしまったようです。某市役所がゴミ清掃や上下水道局などに特定既得権団体からの推薦を元に採用を行っていた「既得権枠問題」にとどまらず、日本も世界も人権という言葉に弱いんじゃないでしょうかね。

「欧米先進国並のバリヤフリー」といいつつ、欧米を越えるムチャクチャなバリヤフリー設備を財政破綻を省みることなく建設する公共工事。ゴネる人間、特に既得権の具体的な名前を出して商品クレームをつける悪質クレーマーには無料奉仕をする大手メーカー各社。ジェンダーフリーという用語を盾に、女性のみを優遇することを官庁・マスゴミに強制するだけでは飽き足らず、「日本昔話・桃太郎」を「桃子」に書き換えさせる文化捏造まで平気で行う文化。

日本だけの話ではなく、欧州でも 「人種」 を出して既得権を要求するってのもデフォルトですから、世界中が既得権に侵されてるんでしょうね。

今回の法務大臣の発言は、退去を命じられた外国人の人にはかわいそうだが、致し方ないでしょうね。このようなかわいそうな外国人を出さないように、徹底した不法入国・不法滞在取締りをやって欲しいものです。

役人の数は一定数でしょうけど、民間企業でも出来るようなヘタレ事業(公営企業、官庁施設の運営管理、検査、統計 etc)に貴重な公務員定数を振り分けるのではなく、治安維持・犯罪摘発に振り向けて欲しいものです。