フランス紙フィガロに日本人団体旅行客を批判するような内容の記事が掲載され、観光関係者はショックを受けている。フランス政府公認ガイド約100人で組織するパリ日本語ガイド協会は、 フィガロ紙などに対し抗議の手紙を送った。背景には、日本人団体客への先入観のほか、 バカンスや旅行に対キる考え方の相違もあるようだ。
問題の記事は8月8日付で、ノルマンディー地方エトルタを紹介したもの。ここでフランス人がいかに静かなバカンスを過ごしているかつづった上で、別荘オーナー組織のメンバーの言葉として「日本人の群れはパリから昼前に着いて、そそくさと2つの奇岩の写真だけ撮る。そして帰る前に、お土産や体のマッサージに使うため、禁じられているのに海岸の小石を拾う」と記述している。「(日本人が多い)ピーク時には、別荘の人たちは庭の奥深くに避難する」とも書いている。
同ガイド協会メンバーでガイド歴30年の宮永佳子さんは「わずかな休暇を利用して名所を回ることが悪いことか。エトルタは、印象派絵画に興味を持つなど知識を持った人のツアーが多い。禁止されたことをするはずがない」と憤る。
同協会は9月中旬、フィガロ紙とエトルタ市、エトルタ観光協会に「記事は事実誤認で偏見に満ちている」とする抗議の手紙を送った。フィガロ紙から返事は来ていないが、取材に対し記事を書いた記者は「取材相手の言うことをそのまま書いた。日本人を傷つけたなら謝りたい」と話した。
一方、エトルタ側は、ジャンベルナール・シェックス市長とマガリ・チュイリエ観光局長が連名で「記事は市民の声を反映していない」とする手紙を準備。エトルタは人口1640人。1351戸の家屋のうち別荘が477戸というバカンスの町だ。
同観光局長は「観光しか産業のない市にとって、日本人は大切なお客さん。これまでトラブルはなく、夏だけ別荘に来る人が言ったことを記者がうのみにしたのだろう。小石はフランス人も持ち帰っているし、1、2個おみやげにしても問題ない」と、熱心に日本人受け入れ姿勢を示した。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/20061009/20061009_003.shtml
確かに、最近の海外で日本人団体旅行客を見かけると、恥ずかしいですね。
スペイン人も、ドイツ人も、団体で観光地に来ているけれど、なぜか日本人(韓国人や中国人を含む、日本人風の人たち)は雰囲気が異様です。
景色に溶け込んでいない。 更に言うなら、景観を汚している…
ヨーロッパの旧市街、郊外の景勝地の写真を撮ろうとして、日本人団体客がいるからしばらく撮影するのを待った というひとは少なくないはず。 ドイツ人団体なら、問題無しなんだけどね (笑