12 May 2015

大阪都構想 北特別区は損するだけ?

朝日新聞の記事が面白かったので、イラストにまとめてみた

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5月12日の記事では、『新・北区は昼間人口が約96万人で、夜間人口の1・53倍の人が集まる。 大都市局の試算では、人口1人当たりの歳入は「ミナミ」がある新・中央区に次ぐ約26万9千円だが、5区の間でバランスを取るための財政調整をすると最も少ない約21万3千円になる逆転現象が起きる。その結果、特別区長の権限で使える目安の「裁量経費」も人口1人あたり約3万6千円で最も少なくなる。 』

とされ、

また、5月9日の記事では広域財政調整のイメージは次のように説明され

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東京都の千代田区長へのインタビューとして『財政調整の仕組みに対する不満は根強い。特別区から抜けて市になりたい「市構想」を発表した千代田区長によれば、大企業の集まる千代田区は固定資産税と法人住民税が計3千億円に上る。この2つの税収は都に集まり他の区に回されることで、最終的に千代田区の取り分は70億円程度にとどまる。税収の配分はわかるがあまりにもひどい。住民の苦情は区役所に来るのに、街づくりの決定権が区にないのは問題だ』という。

結局、都構想が実現した直後より、「北特別区を大阪都の専制政治から脱獄する、北大阪市構想」をやるしかないのでしょうね。

それなら最初から、特別区じゃなくて、5つの村役場を作ってくれたほうがまだマシですよ。村役場のほうが、税収を都道府県にぶん取られたり、権限を没収されたりしない「一人前の自治体」ですから。