05 December 2016

六甲山系 摩耶山トレッキング 復路の青谷道

六甲山系の摩耶山(標高702m)に登ってきた。

六甲山系 摩耶山トレッキング 往路の上野道』の続き

掬星台

掬星台(きくせいだい)展望台には、摩耶ロープウェーの山頂駅「星の駅」がある。駅舎のある建物に隣接して、地元ローカル局のサンテレビ摩耶山送信所がある。

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摩耶ロープウェー星の駅

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掬星台からの眺め

自宅を出るときは晴れていたのだが、しだいに曇ってきて、空気の透明度もいまいち。阪神野田駅の近くにある100円均一で購入した「あんぱん」で栄養補給して、山を降りる。

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掬星台 〜 史跡公園(天上寺跡) 〜 青谷道・上野道 分岐

天上寺跡までは、山頂付近を通らない「森林浴コース」を通って行く。登山道の入口はこんな感じだ。

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上野道(森林浴コース)の下山道入口

落ち葉が積もった山道は、昨日の雨で滑りやすくなっている。慎重に降りてゆく。天上寺跡の長い石段を降り、仁王門を出てしばらく行くと、青谷道(あおたにみち)と上野道の分岐点。掬星台からは15分ほど掛かった。

青谷道・上野道 分岐 〜 不動の滝

分岐を過ぎると、谷底に向かって延々と下り坂が続く。天上寺跡〜掬星台のように、たくさんの落ち葉が積り滑りやすいということはないが、やはり雨の翌日ということで慎重に降りる。

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青谷道・上野道 と不動滝の間の下り坂 (標高510m付近)

どんどん下って行くと、滝の音が聞こえてくる。 木階段や石階段だったものが、自然石に湧き水がしみだして流れている、まるで「沢下り」のような箇所に差し掛かる。慎重に進む。

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不動滝近くの登山道(湧水で、岩の表面に水が流れている)

すぐに、『大日大聖不動明王 不動瀧御禊場』と看板が出ている施設がある。青谷道・上野道 分岐点(標高520m)から約18分掛かって、標高差190m降りてきた。

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大日大聖不動明王

青い手すりのある橋を渡り、神社の中に入って行くと老婆谷の方に祠が有り、滝修行の場所が造られている。

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老婆谷の祠と不動の滝

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不動の滝

不動の滝 〜 青谷道 登山口

不動の滝を過ぎると、コンクリートで舗装された整備された坂道になる。 砂防ダム工事の時に、資材運搬のため舗装されたのだろうか。

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紅葉が綺麗な坂道

5分ほど坂道を下って行くと、成田不動明王がある。ここも滝修行の場所のようだ。

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古いポスターが貼ったままになっている

“平成19年2月18日 滝修行 体験してみませんか” と “昔の大龍院 1967年5月28日 柴灯護摩” の2枚がある。 10年前から、貼ったまま忘れらられているのだろうか…

少し先に、国土交通省 六甲砂防工事事務所 青谷ダムという看板が立てられている砂防ダムがある。この辺りは、いくつもの砂防ダムが連続している。

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青谷ダム

不動の滝から歩くこと15分、「あけぼの茶屋」「つくばね寮」という廃墟のような建物がある。

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あけぼの茶屋

「神戸市毎日登山署名所」などという看板が掲げられていて、かつては地元の人が登山回数を競っていたのだろうか。

更に数分歩くと、観光茶園 静香園がある。 その脇の青谷川は、紅葉真っ盛りだ。

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青谷川

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観光茶園 静香園

食べログに掲載されている、茶摘み体験も出来るカフェのようだ。 今日は平日なので、営業している雰囲気はない…

ここから下は、コンクリートで完全に舗装された道が続く。 路面が硬いので、下り坂はしんどい…

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山頂の掬星台から1時間5分。 不動の滝からなら30分で登山口に到達。

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青谷道 登山口 〜 阪神 岩屋駅

青谷川は、神戸市街地に入ると西郷川に名前を変えて、阪神 西灘駅の方向に流れている。 王子公園の北端に達するまで、この川沿いに歩いて行く。

海星女子学院から帰宅する中学生の集団が歩いていたので、その後に付いて行ってみると、王子公園の中を通り抜けて阪急 王子公園駅前まで出てきた。 そこから、阪神 岩屋駅は7分ほどだ。

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阪神 岩屋駅

阪神 岩屋駅 15:57 →(普通)→ 16:04 御影 16:06 →(特急)→ 16:23 尼崎 16:29 →(急行)→ 16:34 野田駅 (運賃 300円)