01 May 2016

京都 愛宕山 : 表参道で愛宕神社へ

京都市最高峰の山で、霊山でもある愛宕山に登った。 ゴールデンウィークの休日で混雑しているかと思ったが、それほど沢山の人が来ているわけでもなかった。

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大阪から嵐山へ

■ 阪急梅田 06:30発 → 桂 07:05着, 07:11発 → 嵐山 07:19着 (阪急電車,400円)
■ 阪急嵐山駅前 07:23発 → 清滝 07:36着 (京都バス62系統, 230円)

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清滝バス停に到着した京都バス

バスは10人弱の乗客を乗せて、ほぼ定刻通り清滝バス停に到着した。ゴールデンウィークの休日でも、早朝は渡月橋周辺でさえほとんど人影がなかった。 帰りもこれくらい空いていてくれれば…

清滝の登山口

■ 清滝 二の鳥居(清滝口鳥居)前 07:42出発

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愛宕神社 二の鳥居(表登山道入口)。標高約70m

清滝集落の端にある二の鳥居前から、07時42分に入山する。バスを降りた乗客や、近くの駐車場に車を停めてきた参拝客など、20人〜30人ほどが私の前後に歩いていて、途中で抜きつ抜かれつの状態だった…。


登山道入口には、往復4〜5時間掛かることと夜間登山禁止の警告表示がされている他は、地図などは掲示されていない。 周辺地図は、なぜか頂上にのみ掲示されていた。 入口に地図がないということは、「予め情報収集して来た登山者」以外の「観光客」を締め出して、事故の未然防止を図っているのだろうか…

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表登山道入口の警告看板(日本語版)

登山者の皆様へ

山上の神社まで四キロ余の山道で、気温の差は約十度もあります。 自分で登り、自分で下山する他、手段はなし。
花・草木を採って持ち帰る不心得な者は上山を禁止します。 愛宕山は、公園でなく、1,300年前から続く「愛宕さん」の総本宮です。
尚 山上には、雨水のみで水道などありません。又 便所は社務所横1ケ所です。

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表登山道入口の警告看板(英語版)

Attention Mountain Hikers

To climb to the top of this mountain and return here takes about 5 hours or longer. It is very dangerous to climb after sunset. People getting lost and having accidents have happend.
Please allow enough time to climb and return before sunset.

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頂上の社務所横に掲示された愛宕山地図

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頂上の休憩処横に掲示された愛宕山地図

清滝から愛宕神社まで、表登山道を登る

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消防団が設置した救助場所目安プレート

登山口が0/40で、社務所前が40/40となるように、約100mごとにベニヤ板(型枠用のコーティングされた板)の標識が登山道沿いに立てられている。

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この距離目安プレートには、防火標語のほか、「近くにアブが出没」など注意喚起のようなものまである。

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丁石

江戸時代頃から整備されていたと考えられている「丁石」というものもある。こちらは鳥居本の一の鳥居から愛宕神社までの50丁(約5500m)の1丁ごとに石柱や地蔵が置かれている。

消防団の距離表示(100m毎)と、丁石の表示(110m毎)は違っているので、それぞれ全く違う数字を示していることがほとんど。

登山口を入るとすぐに連続した階段が続いている。すぐ右手には、かつて走っていたケーブルカーの軌道跡が見える。

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愛宕山鋼索線(ケーブルカー)の軌道跡

愛宕山鉄道は、第二次大戦中に全線が不要不急線に指定されたため廃線となり、線路などの金属部品は供出のため全て撤去されたそうだ。

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嵯峨小学校清滝分教場跡付近の階段

登山口から8分ほどで、嵯峨小学校清滝分教場跡を通り過ぎる。1929年に愛宕山鉄道が開通したため、分教場は廃止されたそうだ。

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火燧権現(ひうちごんげん)跡

登山口から10分、標高約180m。かつて火の神である火産霊(ほむすび)命(みこと)を祀った社があったそうだ。

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登山口から約12分付近の坂道

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消防団プレート16/40

『そこはダメ!!  そこはだめなの  アブないわ』 と駄洒落のような板だが、「アブ」が居るので危険だというのを伝えたいのが真意。 真夏に登る時は、ハチやアブに注意しろということなのだろう。

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水口屋跡休憩処

登山口から約45分、標高約530mの地点にある30丁目休息所。建物の壁には、愛宕神社まで60分〜80分と注意書きがある。

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大杉大神

登山口から約50分、標高約540mの地点には杉の大木を祀った大杉大神がある。この祠の横は景色が見渡せる展望ポイントとなっていて、眼下の保津峡駅から、はるか向こうには京都市と高槻市の間の山岳地帯が見えている。

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大杉大神前からの眺望

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水尾別れ休息所付近

登山口から約73分、標高約700mの地点。右京区水尾集落へ向かう道がここで分岐する。 休息所の壁には『清滝バス停へ80分』『保津峡駅へ110分』と掲示されている。

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水尾別れ付近の登山道

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ハナ売場跡

登山口から約78分、標高約720m。かつて、水尾集落より火伏の神花樒(シキミ)を売る行商人がここで店を開いていたそうだ。

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表登山道標高780m付近の倒木

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黒門

登山口から約93分、標高約830mにある黒門。江戸時代までここには愛宕神社と白雲寺が同居していた(神仏習合)。 明治新政府が出した神仏分離令により寺は破却され惣門のみが残ったという。

■ 社務所前 09:20到着

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社務所前

消防団が設置したプレートは41/40となっている。登山口から約100分、標高約870m。社務所前の広場には、八重桜が綺麗に咲いている。神社にお参りしたあとは、ここで昼食を食べよう…

愛宕神社 社務所前から本殿まで最後の階段

社務所前からはかなり整備された石段が本殿に向かって続いている。

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本殿前の階段

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本殿前の鳥居

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本殿

登山口から約110分、標高約920m。やっと本殿に到着。 標準的なコースタイム120分とほぼ同じで、なかなかのペース配分だ。

■ 本殿前 09:30到着

愛宕神社に参拝

愛宕神社は、火伏せ・防火に霊験のある神社として地元では有名。 私も子供の頃京都に住んでいて、家には愛宕神社の「火迺要慎(ひのようじん)」の御札が祀られていた。 8世紀、和気清麻呂により愛宕大権現を祀る白雲寺として建立されたとされる。(Wikipediaより)

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本殿

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本殿

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奥宮入口の奉納絵馬

宿坊 威徳院が奉納した「愛宕山大権現」絵馬。嘉永元年(1848年)とある。

1582年に明智光秀が、この威徳院で開かれた連歌の会で ” 時は今 天が下しる 五月かな ” と詠んで、信長への謀反をほのめかしたとされる。

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本殿の授与所

幣札(普通の御札)が200円、火迺要慎の御札が400円と500円、お守りが500円と600円など、いろいろな種類が売られている。今回は、幣札を購入。