05 November 2011

(Linux) Gimp 2.6のトーンカーブがフリーズする

Gimpでデジカメ写真の画質調整をするときに、一番良く使うのが「トーンカーブ(tonecurve)」です。このダイアログを表示したり、OKボタンを押して処理開始するとものすごく遅い。30秒くらい待たされたりする…。

When I invoke Gimp's tone curve dialog, it seems freeze for several ten secs. I search faqs in Google web search, but nothing found. I figure out the reason is big history of tone curve. It's history is stored in ~/.gimp-2.6/tool-options/gimp-curves-tool.settings file. DELETE this setting file is solution

Googleで「Gimp tone curve freeze」などと検索しても、情報なし。ということで、試行錯誤した結果、トーンカーブのヒストリーが巨大になると読み込みに時間がかかってフリーズしているようだ。

20111105-gimp-tonecurve.jpg
トーンカーブ ダイアログ

赤で囲った「プリセット」を押して、過去のトーンカーブ履歴一覧の表示に時間が掛かれば、原因はこの記事に書いたことになる。

この履歴が何処に保存されているのか。 ~/.gimp-2.6/curves/ ディレクトリにはそれらしきファイルは見当たらないので、 ~/.gimp-2.6/tool-options/ ディレクトリを見てみると


-rw------- 1 vm vm 412 2011-07-03 19:43 gimp-color-balance-tool.settings
-rw------- 1 vm vm 302 2011-08-27 18:05 gimp-colorize-tool.settings
-rw------- 1 vm vm 82872717 2011-11-05 08:56 gimp-curves-tool.settings
-rw------- 1 vm vm 110775 2011-10-22 23:20 gimp-hue-saturation-tool.settings
-rw------- 1 vm vm 268915 2011-09-05 22:52 gimp-levels-tool.settings

赤字のところ、ファイルサイズを注目。82メガバイトもある。このファイルに履歴がひたすら記録されている。一定量で自動切り捨てしてくれればいいのに、最初に使い始めてからの分がずっと記録されているようだ。

Gimpを起動していない状態で、このファイル(gimp-curves-tool.settings)を削除すれば問題解決。全くフリーズしない状態になった。

■ 検証環境
・Ubuntu 10.04LTS
・Gimp 2.6.8