22 May 2011

LED間接照明の調光用にLM317Kで電圧コントローラを作る

2011年2月の記事「IKEAのLEDスティックライトで間接照明を作る」で取り付けた間接照明が、部屋を真っ暗にしたときに眩しすぎるので、無断階に明るさをコントロール(ライトコントロール)する回路を作る。

本当はLT3080という可変電圧ICを使いたかったのだが、日本橋で巡回した店には売っていなかったため、メジャーなLM317を使うことにした。(LT3080は低ドロップかつ0Vまで可変安易が広いというスグレモノなんだけどね…)

LM317を用いた可変電圧回路は2007年3月の記事「可変電圧装置 (LM317利用)」と同じだが、今回は通電ランプ(LED)を取り付けることにした。

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今回製作する回路図

記号名称仕様
三端子レギュレータ LM317K1.2-37V, 1.5A
R炭素皮膜抵抗240Ω 1/4W
VR半固定抵抗TOCOS GF063P-202, 0-2000Ω
C1電解コンデンサ35V, 100μF
C2積層セラミックコンデンサ0.47μF
C3電解コンデンサ35V, 10μF
C4電解コンデンサ35V, 470μF
整流用ダイオード50V, 1A, 1N4001
CRD定電流ダイオード15mA
発光ダイオード緑色

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まずは、ブレッドボードで動作テスト

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製作中 (ノイズ測定中)

念のため、出力のノイズを測定してみる


20110522-lm317k-noise.jpg
オシロスコープで見たノイズ

ACモード, 20mV, 1.0msec で測定。LM317Kの出力を10.5V(最大)〜1.25V(最小)まで変化させても、ノイズはほとんど変化ない。結構ノイズ大きいような気もするんだが、まさか「特売50円のLM317Kだから」こんなものなのだろうか…。 (出力側にもセラミックコンデンサ付けたほうがいいのかな)


20110522-lm317k-case.jpg
完成

100円均一・ダイソーのコレクションボックスMINIに入れて完成。(無駄に大きなケースだが、ケースのデザインはまあまあ)


電圧調整前後の、間接照明の様子


電圧12ボルトの時


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電圧8.5ボルトに減圧したとき