09 September 2010

エプソン製スキャナGT-S630が折れ目の読み込みに弱い件

エプソン製スキャナGT-S630を買ったので、手持ちの機種と比較してみる。

20100909-scanner.jpg
設置面積はほぼ同じ。厚さ(高さ)が半分程度になった。

多くの人のBlogやレビューに書かれているように、GT-S630の電源&USBコネクタの取り付け位置が明らかにおかしい。デザインミスか (笑

■ 書籍を解体せずに自炊すると仮定して比較

「地球の歩き方 上海」の本を開けた状態でスキャンしてみた

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GT-S630の結果(本を上から押さえない)

本の折り目の部分、用紙が斜めのところで光源が反射してフレアが発生している。


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GT-S630の結果(本を上から押さえた)

押さえてスキャンしろということか…

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FB1210Uの結果(本を上から押さえない)

本の折り目の部分も”まともに”スキャンできている。

本を上から押さえてスキャンしようとすると、読み取りヘッドが移動できなくなりエラーとなる。(スキャナの筐体がたわんで、ヘッドに接触しているようだ)


■ クシャクシャに折れ曲がった新聞の読み込み

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GT-S630の結果(新聞を上から押さえない)

やはり、少しでも折れ曲がった所は光源の影になるらしく、青い色に変色する。


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GT-S630の結果(新聞を上から押さえた)

押さえたにも関わらず、まだ折り目がかなり目立つ


20100909-fb1210-paper.jpg
FB1210Uの結果(新聞を上から押さえない)

影の部分の読み込みが自然。上から押さえていないのだが、GT-S630の押さえた結果と同じレベルの取り込み結果になっている。


■ 取り込み時間の比較

200dpi、24bitカラーでの読み込み時間 (スタートボタンを押してから、ファイルが生成される間での時間)

GT-S630 : 14秒
FB1210U : 35秒


■ 結果

冷陰極蛍光ランプ(光の指向性が低い)と、白色ダイオード(光の指向性が高い)の違いなのか、無理なコスト削減による機能劣化なのか…

GT-S630は最新機種なのに、10年前のFB1210Uより画質悪いですね。完全に平らなもの(上から押さえつける)を仮定して設計してるんでしょうか…