07 June 2010

LZH圧縮形式のディスコン

ZIPと並んで日本国内ではメジャーなLZH圧縮形式がとうとう終焉のときを迎えたようです。

LHarc(MS-DOS版)が発表された1988年から利用させてもらってますが、当時大学でハフマン符号化やレンペル・ジフ圧縮法などのコード記述を学んだ覚えがある…

LZH形式を扱う主要ソフトのUNLHA32.DLLやLhMeltingの作者が、自身のホームページで 『 UNLHA32.DLL, UNARJ32.DLL, LHMelt の開発を中止することに決めました。 脆弱性が存在しても放っておかれるような書庫が いつまでも業務目的で利用されるのは嫌ですので。 』 と宣言されてしまいました。

今後新たに圧縮ファイルを作成するときはZIP形式にするのか、tar.gz方式にするのか…

まだまだWindows利用者が多いのでZIP形式が無難なんですかね。 ZIPはどこかの会社が著作権を保有している上、有償版(pkzip)を出すなど、一般的な利用にはちょっと抵抗感あるんですよね。 GIF騒動のときのように、市場占有した途端に牙をむく可能性も無きにしも非ず。

そういえば、Ubuntuのファイルローラー(圧縮ツール)は標準でZIPを圧縮解凍できたような…。オープンソース版(info-zip?)で有償版で作成されるファイルの上位互換性があるのだろうか。 ちなみに、LZHはapt-getでlhaパッケージを追加しないといけなかったと思う…。