24 June 2007

ファイル交換(Winny)で国防の危機

国防・治安維持上重要な部署に勤める人間による(無過失での)情報漏えいが、同盟国との信頼関係を危機に陥れているようです。

【産経新聞】 イージス事件、空自次期主力戦闘機選定に影響も

 【ワシントン=有元隆志】アーミテージ米元国務副長官は23日までに産経新聞に対し、航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)の有力候補である最新鋭ステルス戦闘機F22Aラプターの日本への情報提供について、海上自衛隊イージス艦の中枢情報を含む情報漏えい事件が深刻な場合、困難になるとの見方を示した。日本側は来夏までの機種選定に向け早期の情報提供を求めるが、米政府内にも同様の認識が出てきており、事件の行方がFXの機種選定に影響を与えることになりそうだ。

 F22Aの輸出は米軍事歳出法で禁じられ、米政府は情報開示も認めていない。アーミテージ氏は「個人的には日本が情報を閲覧できるようにすべきだ」と述べた。ただ同時に、海上自衛隊第1護衛隊群(横須賀市)所属の2曹がイージス艦の中枢情報を持ち出した事件の調査を完了する必要があると指摘。「深刻でなかったら別だが、調査の結果、昭和62年の東芝の子会社、東芝機械のココム(対共産圏輸出調整委員会)規則違反事件のようだったら、事態は異なったものになる」と語った。

(2007/06/23 22:35)
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070623/usa070623008.htm

自衛官、公安調査庁職員だからといってエロ動画・最新ヒット曲に興味を持つなというのは難しいんじゃないだろうか。

綱紀粛正、○○通達 くらいで問題が解決するなら、コンピュータのセキュリティ対策のための専門企業の存続自体が危ないからね。

Winnyを使うな、WinMXを使うな … という、お題目を唱えるだけの役人なんて、何の意味も無い。

ファイル交換ソフトなどの危険なソフトを使うことを前提に、素人でも出来るような安全対策をPRするのが、バカ高い税金を搾取している役人の仕事ではないですか?


国防・治安に携わる重要な公務員の皆さん…
危険なファイル交換ソフトを使うとき、ウイルスに感染しているかもしれない動画を開くようなときや、彼女のヌード写真を保存するようなときは

 (1)普段使うパソコンとは別に、危険作業専用パソコンを1台買いましょう
 (2)それが無理ならば、現在のパソコンに仮想PCソフトを入れましょう

20070623-vpc.png
WindowsXPの上の仮想PCでWindows2000を起動し
Winny2でファイル交換している例

VMWare Server (無償)
http://www.vmware.com/ja/products/server/
Microsoft Virtual PC (無償)
http://www.microsoft.com/japan/windows/virtualpc/default.mspx

これくらいのアナウンスがあってしかるべきかとは思う。